タムロンは13日、35mmフルサイズデジタル一眼レフカメラ対応の超望遠ズームレンズ「SP 150-600mm F/5-6.3 Di USD G2 (Model A022)」のソニー用を発表した。4月27日から発売する。価格は160,000円(税別)。このレンズは2016年9月に発表されたもので、キヤノン用とニコン用はすでに発売済み。
焦点距離150~600mmの超望遠ズームレンズ。「Model A011」の光学設計と製造技術全般を改良し、解像性能とコントラスト性能が向上。ズーム全域においてシャープでクリアな描写が得られる。
レンズ構成は13群21枚で、LDレンズ3枚を使用。軸上色収差、倍率色収差を徹底的に排除する。「eBANDコーティング」と「BBARコーティング」を施すことで、ゴーストやフレアの原因となる光の反射も抑制している。
モーターには、リング型超音波モーター「USD」を搭載。制御回路とAFアルゴリズムも改善されており、AF速度、ローコントラスト時のレスポンス、高速で動く被写体への追従などの性能も向上した。
フルタイムマニュアルフォーカスに対応するほか、ズームリングを前後にスライドさせることにより、任意のズームポジションで、瞬時にズームリングのロックと解除が行える「フレックスズームロック機構」も新たに搭載している。
最前面のレンズには撥水性・撥油性にすぐれたフッ素化合物による防汚コートを採用。簡易防滴構造になっているので、レンズ内部への水滴の浸入も防止する。三脚座はアルカスイス互換のクイックシューに対応。主な仕様は以下の通り。
・焦点距離 : 150-600mm ・絞り開放値 : F5-6.3 ・絞り羽根 : 9枚(円形絞り) ・レンズ構成 : 13群21枚 ・最短撮影距離 : 2.2m ・最大撮影倍率 : 1:3.9 ・フィルター径 : 95mm ・本体サイズ : 108.4×259,7mm ・重さ : 1,955g