エアバスは現地時間の4月12日、特別貨物輸送機ベルーガの新型であるベルーガXLの最初の大型部品が、仏トゥールーズの最終組立工場に到着したことを発表した。

最初の大型部品が、仏トゥールーズの最終組立工場に到着

スペイン北東部のベランテビリャにあるAernnovaの工場からトゥールーズに運ばれた部品は、ベルーガXL初号機の後部パーツとして使用される。なお、ベルーガXLの後部および尾部のカーゴベイ構造は、現在のベルーガと同様の仕様となる。

ベルーガXL初号機の後部パーツとして使用される

ベルーガXLは、同社の最新飛行機であるA350 XWBをはじめとするの各種飛行機の増産を目指し、工場間の輸送能力を高めるために計画されたもの。A330-200貨物機をベースに、エンジンはロールスロイスのトレント700を装備。計5機の製造を予定しており、この5機により同社の輸送力は30%向上するという。ベルーガXLは2018年半ばに初飛行、2019年半ばに運航を予定している。

ベルーガXLは2018年半ばに初飛行を予定

ベルーガXLの概要