JR西日本は10日、ICカード乗車券「ICOCA」の利用エリアを紀勢本線和歌山~和歌山市間に拡大すると発表した。あわせて和歌山市駅を接続駅とする南海電気鉄道とのIC連絡定期券の販売を開始する。

紀勢本線和歌山~和歌山市間も「ICOCA」の利用エリアに

紀勢本線和歌山~和歌山市間の「ICOCA」サービス開始は7月から。南海電鉄とのIC連絡定期券も同時期に発売される見込み。IC連絡定期券として発売されるのは通勤定期乗車券と通学定期乗車券で、通用期間は1カ月・3カ月・6カ月の3種類。発売額は現在の磁気定期券で発売している連絡定期運賃と同じく、両社の定期旅客運賃を合算した額となる。

JR西日本でIC定期券を発売する際の対象カードは「ICOCA」と「SMART ICOCA」。南海電鉄で発売する際の対象カードは各種「PiTaPa」カードと「ICOCA」となる。両社とも印字できない記念「ICOCA」や「KIPS ICOCA」など一部のカードは対象外となる。JR西日本は「ICOCA」エリアの駅のみどりの窓口と一部のみどりの券売機、ピンク色の自動券売機で発売。南海電鉄は定期券発売箇所と主要駅にあるピンク色の自動券売機で発売する。