アイ・オー・データ機器は12日、本体に備えた0~9までの数字ボタンの組み合わせでロックを解除するUSBメモリ「ED-HB2」を発表した。容量は4GB / 8GB / 16GBをラインナップし、税別価格は14,700円から。5月中旬に発売予定。
本体側のハードウェアボタンによりロックを解除できるUSBメモリ。パスワードは7~15桁の数字を自由に設定でき、メインのパスワードを忘れてしまったときなどに使うセカンドパスワードを登録できる。また、10回連続で両方のパスワードを誤入力するとデータへのアクセスができなくり、この場合は「USBメモリフォーマッタ—」という付属プログラムなどで再フォーマットし、新たにパスワードを設定する必要がある。さらに、書き込まれたデータは自動的にAES256bitでの暗号化が行なわれるため、中身を取り出してフラッシュメモリだけを別基盤に取り付けても読み取ることができない。
ロック解除動作や認識用ランプ点灯などのためバッテリを搭載しており、USBポート接続時に充電が行なわれる。これは約3.5時間で満充電となる。ほかに持ち運びに便利な大型キーリングと、誤操作を防ぐ堅牢なアルミキャップが付属する。
オプションソフトウェアを2つ用意するのも特長。ドラッグ&ドロップによる簡単な操作でファイルを暗号化 / 復元したりファイルを完全削除できる「QuickSecureAES256」と、USBメモリをPCに接続しパスワードログインを行なうとPCとUSBメモリ間で自動バックアップが可能な「セキュリティUSBメモリーバックアップツール」で、本体購入者は無料でダウンロードできる。
インタフェースはUSB 2.0、電源はUSBバスパワー。本体サイズはW20×D80×H10.5mm、重量は約26g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1 / 10 / RT / RT 8.1、Windows Server 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2 / 2016、macOS 10.2、OS X 10.7~10.11。税別価格は4GBが14,700円、8GBが19,200円、16GBが25,000円となる。