米Microsoftは4月11日 (現地時間)、Windows 10の大型アップデート「Windows 10 Creators Update」のWindows 10デバイス・ユーザーへのロールアウトを開始した。
Windows Updateを通じたWindows 10デバイスユーザーへのアップデート配信は、数ヶ月をかけて段階的に提供ユーザーを拡大していく。Creators Updateの開発に協力したPCメーカーの新しい機種など、安定してアップグレードできる可能性の高いデバイスから配信し、フィードバックを参考にドライバーの修正などアップデートを加えながら配信ユーザーを広げる。Microsoftはすでに上級ユーザーを対象にした手動アップデートおよびISOファイルの先行配信を5日に開始しており、すぐにアップデートしたい場合はソフトウエアダウンロード・サイトから手動アップデートを実行できる。だが、公式ブログで11日に公開された記事「How to get the Windows 10 Creators Update」においてMicrosoftのJohn Cable氏は、「(アップグレードのトラブルを避けるために) デバイスに適した自動アップデートをWindows 10が提示するまで待つことを勧める」としている。
Creators Updateでは自動アップデートの体験が改善され、アップデートの準備段階で「Restart now」(すぐにアップデート)、「Pick a time」(時間を指定)、「Snooze」(アップデートを数日延期)を選択できる。アップデートによってデバイスを使った作業が中断されるのを避けられる。