ユカシカドはこのほど、尿でビタミン・ミネラル・たんぱく質の過不足を定量的に測定する郵送検査キット「ビタノート(以下、Vita Note)」の先行予約販売を、サイト「ビタノート購入ページ」にて開始した。5月中旬に一般販売を開始する。

検査キットとその中身

現在、運動や休養の測定は、ウェアラブル端末やトレーニング機器などを用いれば容易に測ることができ、評価・改善することが可能となっている。しかし、栄養は食事調査や血液検査によって概括的な評価は可能だが、栄養素ごとの定量的な評価ができず、検査結果を踏まえて改善することが困難な状態であるという。

そこで同社では、滋賀県立大学、および厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準」の構成委員である医師との共同研究により、改善につながる栄養評価(CHECK)ができる検査キットを開発した。尿を用いた簡便な検査でビタミン7種類やミネラル6種類、たんぱく質、酸化ストレス(ビタミンC、ビタミンE)の分析が可能だという。

キットを用いて定期的に栄養状態を把握し、適切な食生活をすることで、生活習慣に不安を抱える人から、妊活中の夫婦、妊娠期・授乳期のママ、アスリートまで、栄養状態を改善・向上することが可能になるとしている。

栄養摂取PDCA活動の現状と検査キット導入後

検査キットは3種類。「VitaNote (ビタノート)」(7,500円)は、生活習慣に不安を抱える人や、原因不明の症状などで困っている人、不妊治療などに取り組んでいる人に向けたもので、栄養バランスが整っているかの確認を目的とした14項目の検査ができる。

「VitaNote athlete(ビタノートアスリート)」(6,800円)は、栄養の消費が激しいアスリート向けのキット。効率的なパフォーマンスの向上や、けが予防のサポートを目的とした筋肉の形成などに必要なたんぱく質、ビタミンの検査ができる。

「VitaNote mama (ビタノートママ)」(6,300円)は、妊娠期・授乳期の人を対象にしたもの。胎児の神経管閉塞障害のリスク低減のために重要な葉酸をはじめ、母親本人と赤ちゃんの最も初期段階の栄養状態を形づくるものとして必要な項目を中心に検査する。

キットは、インターネットにて購入後、翌日~3日後に届くという。専用キットを使って採尿し、必要事項をウェブで回答。専用封筒に採った尿を入れて郵便ポストに投函すると、検査センターにて栄養を解析後、1週間~3週間後にインターネットで検査結果を確認できるとのこと。

検査の流れ

※価格はすべて参考価格で税別