俳優の村上弘明、剛力彩芽、陣内孝則が、テレビ東京系SPドラマ・松本清張没後25年特別企画『誤差』(5月10日21:00~)に出演することが11日、わかった。

左から陣内孝則、村上弘明、剛力彩芽

同作は小説家・松本清張の短編集『駅路』の1編で、半世紀ぶりのテレビドラマ化となる。山梨県にある温泉宿で発見された絞殺体をめぐって、主任刑事の山岡(村上)、山岡の部下の伊崎(剛力)、甲府医科大学法医学教授の立花(陣内)が捜査にあたる。

3人は、2015年放送の開局50周年特別企画『黒い画集―草―』、2016年の松本清張特別企画『喪失の儀礼』にも出演。毎回別の役となるが、トリオとして3たびの共演となる。

3作目の出演に、村上は「評価をいただいていることを非常にありがたく思っています。更にレベルアップした状況で取り組めればと思い演じました」と喜びを表した。自身の演じる役については「過去に辛い"何か"を抱えている男」と説明。「最後に犯人と対峙した時に抑えていた彼の感情が爆発するところは必見です」と見どころをアピールした。

剛力も「3作とも違う役柄で、また3人で共演できる喜び、そして、また新しいものが生まれてくる嬉しさを感じています」と驚いた様子。「村上さんとのコンビの刑事という設定は今回も変わらずなので、前2作とは違う新鮮なキャラクターでの"美里"を演じました」と語った。

陣内は、「スタッフさん含めて人間関係をつくるというような助走もいらず、すぐに和気あいあいかつ適度な緊張感をもって役に臨める事がなにより嬉しかったです」と撮影を振り返った。「できるかぎりフラットに感情の起伏を抑えて演じようと思いました。解剖学らしさ、匂いが演じられればと思いました」と役のポイントを説明した。