楽天トラベルは4月10日、雲海が見える宿ランキングを発表。1位は北海道の「星野リゾート トマム ザ・タワー」、2位は同じく北海道の「星野リゾート リゾナーレトマム」、3位は長野県の「信州むしくらの湯 やきもち家 季の山・雲海・かやぶきの宿」となった。
同ランキングは、「雲海」のキーワードを含む宿泊プランの宿泊人泊数(宿泊人数×泊数)実績をもとに算出(施設内から雲海が見える宿が対象)。集計は2016年3月1日~2017年2月28日を対象にして実施した。
1位と2位にランクインした北海道の「星野リゾート トマム ザ・タワー」と「星野リゾート リゾナーレトマム」では、早朝にトマム山山麓のリゾートセンターからゴンドラに乗って約13分で到着する山頂付近の「雲海テラス」にて、主に3つのタイプの雲海を見ることができる。ひとつ目は海霧が十勝平野を覆い日高山脈を越えて流れ込んでくる躍動感のある壮大な雲海、2つ目は放射冷却によって発生しホテルが雲の中から突き出るように見える雲海、3つ目は天気が悪い時やこれから悪くなる時に現れて山にまとわりつくように広がる雲海で、天候や条件によって見える雲海の形が変わる。
「雲海テラス」では、併設の「てんぼうかふぇ」で温かいスープやコーヒーを飲みながら雲海を楽しむことができ、雲海ガイドによる当日の見通しや雲海発生のメカニズムの解説を聞きながら雲海を見ることができる。また、山の斜面から迫り出して宙に浮いた形のデッキ「クラウドウォーク」では、条件が合えば足元に雲海が発生して雲の上を歩くような感覚を体験することができる。
3位にランクインした長野県の古民家を移築して造られた「信州むしくらの湯 やきもち家 季の山・雲海・かやぶきの宿」では、春と秋の特に2月・11月の日の出前後に気象条件など整った場合、新館の部屋や宿の駐車場から雲海を見ることができる。雲海の向こう側には蓼科山が見え、雲の切れ間には里山を見ることができ、日本の里山の原風景の中で雲海を楽しむことができる。宿泊者からは「一番のご馳走は朝、部屋からの山間から見える雲海の景色。まるで墨絵のようで素晴らしかったです。集落の中の一軒宿のんびり静かに時が流れる感じがしました」との声があった。
なお、雲海の出現や眺望は当日の天候状況や時間などに左右されるため、確実に見えると断定できるものではなく、ランキング中に記載された雲海の見頃は、各宿泊施設が把握している雲海発生確率の高い時期を元にしている。