ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。

■5位:神田沙也加が広末涼子の元彼と半同棲。結婚の可能性は?

神田沙也加

『女性セブン』が神田沙也加(30)の"合い鍵お泊りデート"を報じた。

映画『アナと雪の女王』以来、売れっ子となった神田の新恋人は、9歳年上の村田充(39)。舞台を中心に活躍する実力派の俳優だ。2人は昨夏の舞台で共演し、秋から交際スタート。すでに合い鍵を持ち合い、半同棲の生活を送っているという。

村田充という名前を聞いてピンときた人は、かなりの芸能通。1998年、当時モデルをしていた村田は、人気絶頂だった広末涼子(36)の熱愛相手としてさわがれた。そのときから20年弱。今回の報道は「村上がいかにモテる人生を送っているか」を象徴するスクープだ。

神田はこれまで石垣佑磨(34)、ギタリスト・北野正人(42)、山崎育三郎(31)、ギタリスト・Billy(36)との交際が報じられてきた。「仕事の関係者に惹かれる恋愛体質」と言われてきたが、先日の舞台会見で「30代の目標は余裕のある大人の女性になること。ゆくゆくは結婚したい」と語っていたことから、今回は結婚もありえるのかもしれない。

■4位:NEWS・小山慶一郎のファン大炎上!「いつ脱退?」の声も完全スルー

『週刊女性』が報じたのは、NEWS・小山慶一郎(32)の流出写真にまつわる騒動。

今年2月、小山の交際が噂されていた。相手は地下アイドルグループ「放課後プリンセス」の見習いユニットに所属する太田希望(24)。2人が同じ物を持ち、ハワイ滞在の時期も重なっていたことから疑惑が浮上し、直後に太田が所属事務所から解雇されたため、「噂は事実だったのではないか」と見られてきた。

それにしても最近のファンは怖い。ネット上に小山のプライベートを暴露するアカウントが次々に登場し、さまざまな情報をぶちまけているのだ。なかには「小山と肉体関係を持った」と話す女性や、「小山が女性20~30人を集めて箱根の旅館で騒いでいた」とされる音声データなどの過激なものも……。「いつNEWSを脱退するの?」などの厳しい声も飛び交っているという。さらに決定的だったのは、3月末に流出した太田との2ショット写真。ハワイでおそろいの水着を着たものや、ビールを味わうカメラ目線の2人が映されていた。

小山は報道番組『news every.』にレギュラー出演している、れっきとしたキャスター。騒動が大きくなっている以上、説明責任がありそうなものだが、「完全スルー」のスタンスを貫いている。同誌はその理由として、「NEWSを解散させないため」と推測。9人でスタートしたものの、脱退が続いて4人になってしまい、副社長から「また誰かが抜けるようなことがあったら今度こそグループは解散」と通告を受けたから、としている。

しかし、「太田だけが解雇される」という"しっぽ切り"のような結末は後味が悪く、小山のファンたちは複雑な心境ではないか。だからこその大炎上なのだろう。

■3位:井上真央、交際12年でも彼を信じる「結婚引退はありません」

井上真央

『女性自身』が、昨年から休業状態が続いている井上真央(30)を直撃し、近況を尋ねた。

このところ、「仕事をセーブしているのは、交際12年の恋人・松本潤(33)との結婚準備のためではないか」「今年1月で30歳の節目を迎えたこともあり、このまま引退してしまうのでは」と言われていたが、真相はどうなのか。

もう1つ気になるのは、昨年末に『週刊文春』が報じた松本のゴシップ。「井上との交際を続けつつ、セクシー女優とも4年に渡って関係を続けていた」という衝撃的な内容だけに、「それでも井上は松本との結婚を目指すのか?」などの憶測を呼んでいた。

同誌は愛犬の散歩で家から出た井上に声をかける。記者から「松本さんとご結婚が近いと報じられてますよね」と話を振られた井上は、「いやいや、全然全然!」と否定。引退報道については、「私もびっくりしました」「まったくないですよ。はい(笑)」と返した。

めげずに記者が「松本さんとのご結婚は全然ないんですか?」とたたみかけると、「う~ん……。答えてしまうとみなさんにご迷惑をおかけしてしまうので。お答えしたい部分もあるのですが、申し訳ありません」と意味深なコメント。松本を信じて12年間も待ってきたのが本当なら、今さら週刊誌の記者にポロッとこぼすことはないだろう。

ただ、「お仕事もこれから始めます。今はまだ、発表してないんですけど……」と話すなど、女優業の再開をにおわせたのはファンにとって朗報。連ドラは2015年の大河ドラマ『花燃ゆ』が最後だが、好感度の高さを考えると、いつどのタイミングで主演復帰作が発表されてもおかしくない。

■2位:RIP SLYME・SUが22歳年下モデルと不倫。妻・大塚愛の反応は?

今週の不倫報道は、『FRIDAY』から。当事者は、RIP SLYME・SU(43)と22歳年下のモデル・江夏詩織(21)。東京・目黒区内の住宅街を2人で仲むつまじく歩く姿が掲載されていた。2人の手には、色ちがいでそろえたシャネルのトートバッグが……。しかもこの日、SUはラジオ番組にDJとして出演し、「実は友だちを呼んだんだよ。スタジオに遊びに来なよって声をかけたんだ」と江夏をゲストとして呼んでいたのだ。その後、食事を済ませた2人は深夜1時すぎに江夏の自宅へ。翌日に車で外出する写真が掲載されたほか、車内で同じ電子タバコをふかす写真もあり、極めて"黒"に近い証拠がそろっている。

SUと妻・大塚愛(34)の間には2011年に第一子が誕生。しかし、「すでに夫婦仲は冷めきっている」という。これまで数々のインタビューで一途な恋愛観を話していた大塚は、SUとの夫婦関係を続けていくのだろうか。

そもそもSUは2度の結婚歴があるほか、木村カエラ(32)らとも浮き名を流した若い女性が大好きなモテ男。今回の報道でも、「やっぱりまた若い女に走った!」という批判の声は多い。

一方の江夏は、『Seventeen』でデビューし、『東レ水着キャンペーンガール』を務めた人気モデルで、昨年「北山詩織」という芸名から改名したばかり。彼女にとっても、「女性の敵」と言われかねない今回の報道は痛いのではないか。

■1位:香取慎吾、20年恋人との熱愛同棲を"解禁"! 愛する少年は隠し子か?

今週の1位は文句なし。『週刊文春』が報じた「香取慎吾(40)、20年恋人と謎の少年」。香取は1997年に2歳年上の一般女性・A子さんと同棲をはじめ、我が子のように愛する少年がいるというのだ。同誌は2月下旬のある夜、広尾のカフェダイニングでデートする2人を目撃。SMAP解散後はこうしたデートを繰り返しているらしい。

そもそも2人の熱愛が初めて報じられたのは20年前。『FRIDAY』がA子さんの自宅に通う香取の姿を報じていた。さらに後日、香取のハワイ家族旅行にA子さんを同伴していたという報道も。その後、A子さんとの報道はなくなったが、2005年にファンの間で「慎悟に子どもができた」「ベビーカーで子どもを連れて散歩している」という噂が流れる。ただここでも、各誌は真実をつかめぬままに終わった。

そして解散騒動に揺れた昨年3月、ハワイで香取と少年がショッピングアーケードを歩いている写真がネットに流れる。同誌が改めて取材すると、「香取、A子さん、少年の3人で食事し、ショッピングもしていた」という目撃談が続出。もはや親子同然の様子だったという。

さらに同誌は、今年3月5日の19時ごろ、香取が少年を愛車の助手席に乗せ、遊園地「東京ドームシティアトラクションズ」へ向かい、楽しげに遊ぶ写真を掲載。香取に気づいた女性から「息子さんですか?」と聞かれると、唇に人差し指をあてて「シー」のゼスチャーをしたらしいが本当なのか……。

同誌からA子さんとの交際・結婚や息子の存在を尋ねられたジャニーズ事務所は、「結婚の予定はありません。子どももおりません。友人のお子様です」と全面否定。A子さんの存在に言及がなかったのは、「もはやそれは隠し切れない」ということなのか。

当の香取は、相変わらず「新たな仕事を一切受けていない」という。同誌に掲載された写真では、香取の愛車内で顔を隠すA子さんの左手薬指で指輪が輝いていた。もはや写真を撮られることを承知で過ごしているとしか思えないが、A子さんとの結婚はあるのか。芸能界から撤退してしまうのか。しばらく香取から目が離せそうにない。

□おまけの1本「松田聖子、ジャズ転向の裏に、声帯の異変」

松田聖子

『女性自身』の見出しは、「松田聖子、『高音もう出ない』 ジャズ転向にあった55歳声帯の異変」。往年のファンにとっては何ともショッキングな文字が並んだ。

聖子は3月29日、自身初のジャズアルバム『SEIKO JAZZ』をリリース。グラミー賞の常連プロデューサーとタッグを組んで、全米での発売も決まったほか、専門家からの評価も上々という。「永遠のアイドル」から「大人のシンガー」への脱皮なのだろうが、同誌は「ジャズ転向の理由はそれだけではない」と報じた。

その理由は声帯の異変。このところ「赤いスイートピー」など過去の名曲を歌うとき、サビの高音を歌うのに苦労していて、「客席にマイクを向けて歌わせようとすることもあった」ようなのだ。加齢とともに声が低くなるのは仕方がないことだが、そこはスーパースター・松田聖子。ジャズに転向しつつ、食生活を野菜中心に変えるなど、徹底的に喉を守るなどストイックに過ごしているという。

かつて聖子は3度、全米での挑戦に失敗しているだけに、すでに渡米するなど今回の意気込みは相当なものという。日本でその姿を見られないのは寂しいが、彼女ならさらなる伝説を作ってくれそうで楽しみだ。

■著者プロフィール
木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。