俳優の武田鉄矢(67)が、9日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、桜田淳子さんの芸能界復帰についてコメントした。
桜田さんは7日、東京・銀座の博品館劇場で開催された「スクリーン・ミュージックの宴」に出演。世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に入信し活動を休止していた桜田さんだったが、今回の復帰で全国霊感商法対策弁護士連絡会から反対声明が発表されていた。
これについて武田は、「悪いことじゃないと思う」と桜田さんを擁護。「ありとあらゆる宗教を背負って今この国内で生きている人たちが働く職場として、芸能界の扉は開いていた方がいいんじゃないか」と主張する。
さらに、「日本人はものすごくルーズなんですよ。そのルーズさが日本の良さ」と指摘し、「外国に行って宗教の現場を観光したがるのは日本国民だけなんです。ヨーロッパに行ったら教会を見たがる。イスラム圏に行ったらモスクを見たがる」と例を挙げた。
「東大寺には大きな大仏さんがあったりしますけど、仏教を学ぶために行く人はほとんどいません。あれは宗教の観光。宗教を観光する伸びやかな魂を持っているわけです」と日本人の宗教観を解説。「ほかの国を見習って過敏になる必要はないんじゃないか」と投げかけていた。