シャボン玉石けんはこのほど、引っ越しの増える時期に合わせ「引っ越しと掃除に関する意識調査」を実施し、結果を公表した。同調査は3月10日~17日、20代から60代の男女を対象にWEB調査にて実施。サンプル数は706だった。
調査の結果、引っ越し経験者の83%が旧居を自分で掃除していることがわかった。苦労した掃除場所は、同率1位「浴室」「キッチン周り」(共に46%)、2位「トイレ」(35%)、3位「窓・網戸」(30%)となった。また、掃除で困ったことは、1位「時間がかかる」(69%)、2位「汚れがなかなか落ちない」(66%)、3位「手が荒れる」(31%)という結果になっている。
上手な掃除方法を知りたい場所は、同率1位「キッチン(換気扇)」「お風呂(カビ)」(共に56%)、2位「お風呂(排水口)」(45%)、3位「トイレ(黄ばみ)」(44%)となり、キッチン周りや浴室、トイレの頑固な汚れに悩んでいることがうかがえる結果となった。
また、同社は今回の調査結果を踏まえ、簡単にできて環境にもやさしいという掃除方法を紹介している。
換気扇フィルターの油汚れは、ゼリー石けんを使用すると有効とのこと。40~50℃程度のお湯500mLと粉石けん20~50gを泡だて器などで混ぜて溶かし、3時間以上放置。換気扇フィルターにゼリー石けんを塗り付け、10~20分おいてから水で洗い流す。
ガスコンロ(五徳)の油汚れには、重曹が効果を発揮する。大きな鍋に水1Lに対して重曹大さじ4杯を溶かし入れ、五徳を入れてしばらく煮る。取り出して重曹ペーストを塗り、スポンジでこすり洗いをすると汚れ落ちに効果的だという。
トイレの黄ばみには、クエン酸を使用するのが有効とのこと。汚れ部分にトイレットペーパーなどを貼り付け、全体にクエン酸水(水200mLにクエン酸小さじ1杯)をスプレーする。10分程おいてからブラシなどでこすり洗いする。
浴室のカビには、酸素系漂白剤で対応するのが効果的だという。粉石けんと酸素系漂白剤を1:1の割合で混ぜ、少量の水を加えてペースト状にする。カビの部分にペーストをまんべんなく塗り付け、ラップで軽く覆って(密閉はしない)しばらく放置。古歯ブラシなどで軽くこすって、洗い流す。
浴室の排水溝も同じく酸素系漂白剤を使用。酸素系漂白剤100g程度を排水口へ流し、コップ1~2杯の水(30~50℃のお湯が効果的)を注ぎ、しばらくおく。成分がパイプ全体に行き渡った後、多量の水またはお湯を一気に流すと有効とのこと。