メドピアはこのほど、「勤務時間を管理しているか」についての調査結果を発表した。同調査は1月27日~2月2日、医師専用コミュニティサイト「MedPeer(メドピア)」会員医師4,739人を対象にインターネットで実施したもの。
同調査は、勤務医4,059人、開業医680人を対象に実施した。
勤務時間を管理しているか尋ねたところ、勤務医では54.1%が「管理されていない」と回答。具体的なコメントでは、「タイムカードはなく、出勤時に押印のみの出勤簿。残業時間は自己申告制」(40代、心療内科)、「ゲリラ的に勤務が発生する勤務医の勤務時間を管理することは難しいと思う」(30代、一般内科)といった声があがった。
一方、勤務医で「管理されている」と答えた医師は45.9%。「最近労基から色々とやかましく言われています。労基の指導を真面目に守ろうとすると、医師が足りず、医療崩壊を招くことは必至」(50代、麻酔科)、「タイムカード制。しかし、定時になったら業務中でもタイムカードを押すように言われている」(30代、代謝・内分泌科)などの声が寄せられている。
開業医の場合、51.0%が「管理していない」と回答している。その理由として「在宅診療を行っているので、管理するのが少し難しい」(40代、一般内科)、「診療時間は患者の都合で遅れることも多く管理は無理」(50代、一般内科)といった声があった。
「管理している」と回答した開業医は49.0%。「自身で管理しているが、最終的には患者の都合が優先されてしまうことが多い」(60代、一般内科)、「タイムカードで管理しています。残業時間もチェックしていますが、10時間以上ある職員はほとんどいません」(50代、一般内科)といったコメントが寄せられている。