主婦の友社は3月31日、『はじめてママ&パパのしつけと育脳』を発売。小児科医で発達脳科学者の成田奈緒子さんが総監修となり、イラストや写真を豊富に取り入れた実例と共に、子育てのさまざまな段階で起こる多くの迷いや悩みに、専門家が答える内容となっている。
成田さんによれば、脳には主に、「おりこうさん脳」(話したり、手先を動かしたり、考えたりする知的な働きをする)、「からだの脳」(体温や姿勢、呼吸や発汗、睡眠や食欲といった体の機能をつかさどる)、「こころの脳」(コミュニケーションや社会性をつかさどる)といった3つの働きがあり、この3つをバランスよく育てるのが大切とのこと。
特に、首がすわり、寝返りをするといった体の発達や、夜寝て日中は活動する、空腹を感じて食べる、体温を調節するといった無意識で働くからだの機能をコントロールする「からだの脳」は、生後すぐから5歳ごろまでに完成するので、まずはここをしっかり育てなくてはいけないという。
同書では、子どもの発達段階にあわせた子育ての方法や、トイレトレーニング、それに頭のいい子が育つ食事などについて紹介。脳を育てる運動や、オススメの知育おもちゃの作り方についても、解説している。
価格は税別1,300円。同書は、『実用No.1 はじめてママ&パパ』シリーズのひとつで、他に『はじめてママ&パパの育児』『はじめてママ&パパの離乳食』などがある。