JR東日本横浜支社は5日、横浜の魅力を創出・発信するイベント「横浜セントラルタウンフェスティバル Y158」に合わせ、5月27・28日に石川町(元町・中華街)駅発着の記念列車を運行すると発表した。2日間とも特急形電車189系を使用し、貨物線の走行や信号場での折返しも行う。旅行商品は4月17日14時に発売され、計600名を募集する。

「横浜セントラルタウンフェスティバル Y158」の開催に合わせ、記念列車を運行。今年は特急形電車189系を使用する

「横浜セントラルタウンフェスティバル」は2010年(横浜開港150周年「開国・開港博Y150」の翌年)から毎年開催され、8年目となる今年は「横浜セントラルタウンフェスティバル Y158」として、5月26~28日の3日間開催。イベントに合わせた記念列車も運行されており、2016年は引退直前の485系(国鉄特急色)を使用し、注目を集めた。今年の記念列車は特急「あずさ」「あさま」などで活躍した特急形電車189系を使用するという。

記念列車は5月27・28日ともに石川町(元町・中華街)駅8時34分頃発・13時17分頃着で運行されるが、行程は日ごとに異なる。5月27日(Aコース)は石川町(元町・中華街)駅を発車した後、根岸線・高島線・品鶴線・山手貨物線経由で新宿駅へ。9時23分頃に新宿駅を発車し、中央線・総武線を走行して黒砂信号場で折り返す。横須賀駅には25分間停車(12時13分頃着・12時38分頃発)し、その間にホームで記念撮影を行う。横須賀駅から横須賀線・根岸線経由で石川町(元町・中華街)駅に到着する。

昨年は「横浜セントラルタウンフェスティバル Y157」の開催に合わせ、485系(国鉄特急色)の記念列車が運行された

5月28日(Bコース)は石川町(元町・中華街)駅から根岸線・高島線・東海道貨物線・品鶴線などを走行。途中、浜川崎駅・鶴見駅・新鶴見信号場の3カ所で折返しを行う。根府川駅には18分間停車(11時12分頃着・11時30分頃発)し、その間にホームで記念撮影。茅ケ崎駅でも30分間停車(12時15分頃着・12時45分頃発)している間にホームで記念撮影を行う。茅ケ崎駅から東海道貨物線・根岸線経由で石川町(元町・中華街)駅に到着する。

車内では「Y158記念列車乗車記念証」が配布されるほか、レトロ調制服を着用したスタッフによる車内検札の演出や「元町リカちゃん」との記念撮影会も行われる予定。「記念撮影された画像は乗車記念新聞として後日郵送にてお渡しをいたします」とのこと。

旅行商品は「横浜セントラルタウンフェスティバル Y158記念列車の旅」の商品名で、5月27日出発のAコース、5月28日出発のBコースを発売。各コース300名ずつ募集する。Aコースでは新宿駅から石川町(元町・中華街)駅への片道利用商品も設定される。Aコースの旅行代金は大人8,700円・こども6,000円(片道利用商品は大人7,700円・こども5,500円)、Bコースの旅行代金は大人8,200円・こども5,600円。JR東日本横浜支社・東京支社管内のびゅうプラザ(一部の駅を除く)・ぴゅう予約センターにて、4月17日14時から販売開始する。