LCCのジェットスター・ジャパンは6月2日、成田=上海(浦東)線を就航する。週4往復を運航し、航空券の予約・販売は4月5日より開始する。当初は1月に同路線の開設を予定にしていたが、発表後に上海浦東国際空港の混雑悪化を理由として新規就航の制限が強化されたため、6月に就航を延期することとなった。
日本政府観光局によると、訪日観光客の中では中国からの観光客が最多となっており、2016年の中国からの訪日観光客数は総計553万人となり、2015年の424万人から31%上昇している。一方、上海は中国で最も活気ある都市のひとつで、ショッピングや食事をはじめ、無数の観光地があり、日本人観光客にとって中国国内最大の旅行先となっている。加えて、上海は中国のビジネスの中心地でもある。
新規就航を記念して、片道1,980円の特別セールを実施。セール期間は4月5日18:00~7日18:00で、搭乗期間は6月2日~10月25日(7月8日~8 月20日、9月14日~10月10日を除く)となる。販売座席数には限りがあり、上記搭乗期間内でも、セールが適用されない日もある。セール運賃はエコノミークラス「Starter」の片道運賃で、燃油特別付加運賃は不要だが、支払手数料、空港使用料、諸税などが別途必要となる。また、受託手荷物の料金は含まれていない。
上海は、ジェットスター・ジャパンにとって、香港、台北、マニラに続く4番目の国際線就航地で、初めての中国本土への運航となる。また、ジェットスターグループにとっても初めての直行便の乗り入れとなる。当路線のフライトは成田空港第3ターミナル発着となり、他のジェットスター・ジャパン便への乗り継ぎもスムーズに行うことができるようになる。同路線は、全便エアバスA320での運航を予定している。
ジェットスター・ジャパンCEOのジェリー・ターナー氏は、「お待ちいただいたお客さまに、いよいよ成田=上海間直行便の提供をできるのも、日本と中国の関係各署および数々の提携先企業のご協力の賜物と、心より感謝しております。ジェットスターは国内線LCC No.1としてのポジションを維持し、『日本の空、世界の空を、もっと身近に。』というビジョンのもと、今後とも国際線ネットワークを拡大していく所存です」とコメントしている。