デロイト トーマツ コンサルティング合同会社は4月4日、今年で調査開始20回目を迎える「Global Powers of Retailing」の最新版を日本語訳したレポート「世界の小売業ランキング 2017」を発表した。全世界の小売企業から2015年度の売上高上位250社をランキングにまとめたもの。

「世界の小売業ランキング上位10社」

Amazonが初のトップ10入り

上位250社の総小売売上高合計は4兆3,100億米ドル、平均小売売上高は172億ドル、2010~2015年度における小売売上高の年平均成長率は5.0%。

250社のランキングのうちトップ3は前年と変わらず、1位「Wal-Mart Stores」、2位「Costco Wholesale」、3位「The Kroger」の米国企業が占めた。また、「Amazon.com」が調査開始以来、初のトップ10入りを果たした。

次いで、4位「Schwarz Unternehmenstreuhand KG」(ドイツ)、5位「Walgreens Boots Alliance, Inc.(旧 Walgreen Co.)」(米国)、6位「The Home Depot, Inc.」(米国)、7「Carrefour S.A.」(フランス)、8位「Aldi Einkauf GmbH & Co. oHG」(ドイツ)、9位「Tesco PLC」(英国)、10位「Amazon.com, Inc.」(米国)。

「世界の小売業ランキングトップ250にランクインした日本企業」

なお、日本企業でトップ250入りした企業は、14位「イオン」、20位「セブン&アイ・ホールディングス」、67位「ファーストリテイリング」、70位「ヤマダ電機」、90位「三越伊勢丹ホールディングス」、113位「J.フロントリテイリング」、116位「ユニーグループ・ホールディングス」、132位「エイチ・ツー・オー リテイリング」、136位「髙島屋」、140位「ベイシアグループ」、 142位「ビックカメラ」、150位「ドンキホーテホールディングス」、162位「ヨドバシカメラ」、166位「エディオン」、172位「ケーズホールディングス」、176位「イズミ」、182位「ライフコーポレーション」、196位「しまむら」、199位「ツルハホールディングス」、200位「マツモトキヨシホールディングス」、210位「サンドラッグ」、216位「アークス」、217位「ローソン」、223位「バローホールディングス」、230位「コスモス薬品」、231位「ノジマ」、233位「ニトリホールディングス」、237位「東京急行電鉄」、245位「ファミリーマート」、250位「DCMホールディングス」。企業数は30社で、前年の28社から微増している。