テスティーは4月4日、電子マネー利用に関する調査の結果を発表した。調査は3月23日~24日、スマートフォンアンケートアプリ「TesTee」ユーザーのうち10~20代男女のAndroidユーザー1,923名を対象に行われた。
10代の47.4%、20代の55.3%とおよそ5割の若年層が「電子マネーを持っている」と回答。持っている電子マネーの種類を調査した結果「交通系のICカード」との回答が最も多く、10代で70.9%、20代で66.2%となった。次いで「nanaco」「WAON」が続く。
都道府県別に見ると、電車など交通網が発達している首都圏では交通系ICカードの所持率が高く8割以上が所持している結果に。一方、首都圏以外の三重県と岩手県では「WAON」や「nanaco」といった流通系電子マネーの所持率が高かった。
電子マネー所持者全員を対象に、利用している電子マネーについて聞くと10代の71.6%が「交通系ICカード」と回答。20代も「交通系ICカード」との回答が最も多かったものの58.0%にとどまり、代わりに10代よりも多かった回答が「WAON」と「nanaco」で、およそ3人に1人が利用していることが判明した。
電子マネーの利用シーン、10代は交通機関、20代はコンビニが最多
電子マネーの利用場所を尋ねると、10代の63.8%が「交通機関」、56.6%が「コンビニ」と回答。対して20代は58.2%が「コンビニ」、49.3%が「交通機関」と回答し、10代と20代との間で利用シーンが異なる。
スマホで支払える電子マネーアプリの利用について調査したところ10代の23.6%、20代の23.3%が利用していると回答し、10代、20代ともに約1割が「ダウンロードはしている」という結果になった。
現金と電子マネーの利用について尋ねたところ、10代、20代ともに8割以上が「現金」をよく利用すると回答。電子マネーがさらに普及してほしいか聞いたところ、10代、20代ともに約半数が「さらに普及してほしい」と答えた。