ベビカムはこのほど、「妊娠中の医師とのコミュニケーション」についてのアンケート結果を発表。妊婦検診や入院中(出産時含む)など、医師に聞きたかったのに聞けなかったことがある女性は26%いて、その内容としては、「胎児への不安」「ママの体調」「治療・薬について」などが挙がった。
同アンケートは、2016年12月21~27日の期間、妊娠・出産・育児サイト「ベビカム」上で行ったもの。234名の女性から回答を得た。
この中で「現在もしくは過去、妊婦検診もしくは入院中(出産時含む)など、医師に聞きたかったのに聞けなかったことがありますか?」と質問したところ、「はい」と回答した人は全体の26%となった。
その理由を複数回答で聞いたところ、最も多かったのは「医師が多忙そうで申し訳なく思った」(40%)だった。次いで「診察時間が限られていて、質問する時間がなかった」(31%)、「医師へ質問するような内容ではないと思った」(31%)、「質問の内容をうまく整理できなかった」(24%)と続いている。
また、質問できなかった内容について尋ねてみたところ、「胎児への不安」(13人)、「ママの体調(おりもの、痔、おなかの張りなど)」(12人)、「出産への不安(無痛分娩、帝王切開など)」(5人)、「自分の出産時の様子」(4人)などが挙がった。
さらに「医師に質問をして、満足のいく回答を得られなかったことはありますか?」という質問に対しては、35%が「説明に不満」と答えた。その内容としては、「妊娠と同時に子宮筋腫が見つかり、即『帝王切開ですね』と言われました。でも、なぜ帝王切開なのか説明がなく『通常分娩は無理ですか?』と聞いたら『子宮筋腫がある方は通常分娩は無理です』と言われたので病院を変えました。変えた後の病院で通常分娩で出産しました」「里帰り出産のため担当の先生が何度か変わったのですが、先生によって言うことが異なって困りました」といった声が寄せられている。