エアバスは現地時間の3月31日、A319neoが初飛行を実施したことを発表。独ハンブルクを離陸したA319neoは5時間の飛行を行い、仏トゥールーズに着陸した。

A319neoが初めて空へ

初飛行を行ったのは、CFMインターナショナル社製LEAP-1A エンジン搭載機。独ハンブルクを離陸したA319neoは5時間の飛行を行い、仏トゥールーズに着陸した。今回の初飛行では、基本的な機体の操縦特性を評価し、主要なシステムの確認を行った。A319neo(登録番号: D-AVWA)は今後、トゥールーズで型式証明取得に向けた飛行テストプログラムを実施していく。

独ハンブルクを離陸するA319neo

A320neoファミリーはこれまでに90社以上から 5,000機以上の受注があり、約60%の市場シェアを獲得している。最新型エンジンと大型のウイングチップであるシャークレットを装備し、現時点で15%以上の燃費削減を提供し、2020年までには20%の燃費削減を可能にする。

A320neoファミリーは幅広い客室を備え、エコノミー・クラスで標準18インチの快適な座席を装備。100席から240席を装備する、機体サイズの異なる3機種(A319neo、A320neo、A321neo)で構成され、低・高需要の国内路線から長距離路線まで対応する。A319neoはA320neoファミリーの中で最も小型の機種。最大160席を装備し、高温、高高度で滑走路の短い空港においても優れた性能を発揮する。