ランサーズは3月31日、「フリーランス実態調査2017年版」を発表 した。調査期間は2017年2月14日~18日、調査対象は過去12カ月に仕事の対価として報酬を得た全国の20~69歳の個人、有効回答は3,095人(フリーランス1,549人)。
フリーランスの経済規模18.5兆円
日本のフリーランスの数は人口の約17%に当たる1,122万人。前年度からの増加率は5%で、米国の2%を上回った。フリーランスの経済規模は同15%増の推計18.5兆円となった。
フリーランスの働き方を調べたところ、「副業系すきまワーカー」は458万人(前年度416万人)、「自営業系独立オーナー」が326万人(同310万人)、「複業系パラレルワーカー」が276万人(同269万人)、「自由業系フリーワーカー」が61万人(同69万人)と、「副業系すきまワーカー」の増加が目立った。
フリーランスの仕事に対する満足度は56%と、ノンフリーランスの36%に比べて20ポイントも高いことが判明。満足度の理由としては、「自分の能力をいかせていると感じる」が54%と最も高く、次いで「収入が増えた」が32%、「ワークライフバランスが良くなった」が28%となった。
フリーランス継続の障壁を聞くと、「収入がなかなか安定しない」が45%でトップ。以下、「社会的信用を得るのが難しい」が17%、「仕事がなかなか見つからない」が15%と続いた。
今後の働き方として、副業をしてみたいと答えた人は73%、フリーランスを継続したいという人は78%に上った。