トム・ホランドのスパイダーマン衣装は、着るのに45分も要するそうだ。8月11日に日本でも公開となる『スパイダーマン:ホームカミング』でタイトルロールを演じているトムだが、その衣装を身に着けるのは容易ではないようで、撮影中にはトイレに行くタイミングを計るのが大変だったそうだ。
Variety.comとのインタビューで衣装を着るのにどれだけの時間がかかるか尋ねられたトムは「場合によるね。それぞれ違う意味を持ったバージョンに別れているんだ。スーツの下にハーネスも着なくちゃいけない時は、合計45分くらいかかるね。でもハーネスがなければ、25分くらいかな」「一番難しいのはトイレさ。事前に計画を立てなくちゃいけないからね。『45分後にトイレに行きたくなるかもしれないから、脱がないと』って感じになるんだ。でももちろんすごく高級なスーツだから、足首あたりに下ろしておくわけにもいかないだろ」と説明した。
2016年公開の『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でスパイダーマンとしてのデビューを果たしたトムだが、最初にそのスーツを着た際、少しがっかりしたのだそうだ。撮影終盤でスパイダーマンにキャスティングされたため、トム用に新たにスーツを作る時間がなく、すでにスタントマンが着た衣装を着たそうで、「そのスタントマンは僕より2~3インチ(約5~7.6センチ)は背が高くてがっちりしていたから、僕が一番最初にスーツを着た時はぶかぶかの情けないスパイダーマンって感じだったのさ」と打ち明けた。
そして今回、自分のために作られたスーツに感動したというトム。「ちゃんとしたのを試着した時はぴったりで、僕の人生でも最も現実とは思えないような経験の一つだったね」と振り返り、「子供のころからの夢が目の前で叶っているなんて本当に信じられないような気分さ。僕はただ自分を誇りに思って、キャリアがここまできたことに感激したんだ」と語った。
(C)BANG Media International