友達とランチに行き、おしゃべりをしてストレスを発散するという回答者もいた

職場の人間関係やご近所づきあい、家庭の悩みなど、日々生活を重ねていく中でストレスに感じる対象はたくさんある。蓄積されてしまうストレスを何らかの形で発散することは、どんな人にとっても必要だろう。

とはいえ、何かおいしいものを食べるにしても、スポーツや音楽鑑賞などの趣味に没頭するにしても、必要になってくるのはお金。ストレス解消にも大なり小なり費用がかかってしまうのは仕方の無いことではあるが、そのための金額の多寡には個人差がかなり出てくることが予想される。

そこでこのほど、マイナビニュース会員305名に対して「ストレス解消のためにかけてもいいお金」について質問した。実際にどのようなものにお金を使っているのかも教えてもらったので、あわせて紹介する。

Q. ストレス解消のために投資している金額、もしくは投資してもよいと思う金額はいくらか教えてください

1位: 1,000円以上3,000円未満(20.5%)
2位: 1,000円未満(18.4%)
3位: 3,000円以上5,000円未満(14.6%)
4位: 1万円以上2万円未満(11.8%)
5位: 3万円以上(11.5%)

■1,000円以上3,000円未満
・「高級チョコを1粒大事に食べてます」(41歳女性/通信関連/事務・企画・経営関連)
・「友達とランチに行っておしゃべりするのが一番の楽しみ」(54歳女性/食品/販売・サービス関連)
・「動画視聴代」(58歳男性/ビル管理・メンテナンス/事務・企画・経営関連)
・「ビールやワインなどのお酒」(44歳男性/食品/事務・企画・経営関連)
・「スポーツ大会への参加費」(39歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「バッティングセンター」(35歳男性/その他/営業関連)
・「入浴料金に1,000円、食事代と飲み物代に2,000円」(46歳男性/官公庁/公共サービス関連)

■1,000円未満
・「スナック菓子をたらふく買う」(41歳女性/繊維/事務・企画・経営関連)
・「スーパーのスイーツやアイスを買って食べる」(42歳女性/教育/公共サービス関連)
・「スーパー銭湯のサウナで汗をかく。500円~800円程度」(48歳男性/ソフトウェア・情報処理/ IT関連技術職)
・「お風呂で解消することが多いので、水道代しかかかっていないと思う。たまに入浴剤代がかかる」(30歳女性/銀行/事務・企画・経営関連)
・「ケーキとかパンとかを買う程度」(41歳男性/サービス/その他)

■3,000円以上5,000円未満
・「ネット通販で好きな服を安く買う」(26歳女性/化粧品・医薬品/販売・サービス関連)
・「カフェでランチしてケーキを食べてカラオケに行きたいので、5,000円あったら足ります」(28歳女性/ソフトウェア・情報処理/営業関連)
・「気さくに話せる友人との飲食代」(46歳男性/日用品・雑貨/営業関連)
・「釣りのエサ代など」(42歳男性/ゴム/技能工・運輸・設備関連)

■1万円以上2万円未満
・「温泉に行くまでのガソリン代と入浴料金と食事代など」(47歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「スマホゲームの課金に5,000円、お酒代に1万円ぐらい」(46歳男性/ゴム/技能工・運輸・設備関連)
・「アイドルのコンサートに8,000円、好きな食べ物に3,000円」(25歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)

■3万円以上
・「海外旅行でいいホテルに泊まる」(45歳女性/化粧品・医薬品/事務・企画・経営関連)
・「うまい酒とうまい飯に毎月これくらいは使っている」(47歳男性/物流・倉庫/技能工・運輸・設備関連)

■総評

1位は2割程度の人が選択した「1,000円以上3,000円未満」。2位の「1,000円未満」とは2.1ポイントほどしか差がなく、合計4割くらいの人は3,000円以下とリーズナブルな金額でストレスを解消しているようだ。用途としては、スーパーやコンビニなどで手軽だけれども好きな食べ物を買っている人が多かった。そのほか、女性では友人とのランチやカフェの代金、男性ではサウナや銭湯の利用が目立った。

3位の「3,000円以上5,000円未満」になってくると、居酒屋などで友人と飲みに行くときの代金に投資する人が多かった。「ネットショッピングでの購入代金」「一人でちょっと高級な食事に行く」「スイーツを好きなだけ買い込む」という「おひとりさま」を楽しむ意見もちらほらとあったが、「5000円以内にまとめる」と金額ありきで決めていることが多い印象だ。

また映画鑑賞と食事、友人とカフェに行った後にカラオケなど、何かと何かを組み合わせているパターンもあった。4位の「1万円以上2万円未満」にも同様の傾向が見られ、こちらはアイドルやバンドのコンサートと食事、競馬とネットショッピング、スマホゲームの課金とお酒などの組み合わせが寄せられていた。

そんな中、1割程度が突出して金額の高い「3万円以上」を選んだ。海外旅行や登山ツアー、家族での温泉旅行などを理由に挙げている人が多く見受けられた。そのほか、「お笑いのライブに月何回も通っている」「オーディオ機器を買い揃えた」「自作でパソコンを組んだ」など、いろいろと趣味にお金をかけてストレスを発散している人もいた。回答の中には「寝るだけなので0円」というコメントもあり、「ストレス解消のためであっても、なるべくお金は使わない」という人が大半を占めることも判明した。

「今週末は待ちに待った旅行だ」「やっとあの人気店のスイーツが食べられる」といった具合に、ストレス発散時のシチュエーションを想像するだけでも、気分が高揚することはあるはず。「何かを楽しみにするワクワク」も、現状のストレスを軽減してくれる可能性がある以上、ストレスを溜め込まないよう自分に合った解消法をいくつも見つけてほしい。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2017年3月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 305名(男性215名 女性90名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート