京急線の列車内・駅構内の警備を担当する京急サービスは29日、鉄道警備員の制服を4月1日からリニューアルすると発表した。従来の襟付きシャツとズボンを合わせたスタイルから、紺色のジャケットスタイルに変更され、駅係員と同調した制服に一新。帽子も従来のキャップから駅員と同様の制帽に改める。
京急サービスは制服をリニューアルするねらいについて、「警備員としての『厳格さ』を表現するとともに、お客さまが声をかけやすい『親しみ』『安心感』を制服で体現いたします」と説明する。
リニューアルの背景には、海外でテロ行為などが頻発する中、日本においても東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて警備業務の必要性が高まっていることが挙げられる。増加する訪日外国人旅行者や障がい者などへのサポートの必要性も高まっており、駅係員だけでなく鉄道警備員が利用者に対して声かけを行う場面も増えているという。