東京都足立区で実施していた2017年4月保育園入園における第1次選考の内定結果が判明。認可保育所など(小規模保育所、認定こども園の一部、公設民営認可外保育所、保育ママを含む)の申し込み希望者4,568名のうち、内定したのは2,951名となった。2016年4月、東京都でワースト5位となる306名の待機児童を出した足立区。2016年度中にあわせて576名分の定員を確保していた。
2016年4月入園の第1次募集では、認可保育所などの申込者数4,431名のうち、2,884名が内定という結果だったが、2017年4月入園の第1次募集では、前年に比べて申込者数が137名、内定者数は67名増えている。
足立区では、金融機関から土地オーナーへ、土地活用の提案をしてもらうなどして、保育園の用地を確保する施策を2016年度より行っていて、実際に複数の保育所を整備。認可保育所を7園に増やし(このうち3園は認証保育所の認可化)、既存の4園で定員増を実現し、定員576名分を新たに確保した。
さらに区内のどの教育・保育施設でも一定レベルの教育・保育を受けられる「質」の確保・向上を目指し、2016年度には「足立区教育・保育の質ガイドライン」を策定した。
2017年度中には、認可保育所の数を12園に増やし(このうち2園は認証保育所の認可化)、既存の4園で定員増を実現することで、876名の定員確保を目指すとしている。
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