ジェーシービーは3月29日、「キャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2017」の結果を発表した。調査は2月15日~20日、全国の20歳~69歳の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。
モバイルウォレット(スマートフォンや携帯電話などのモバイル端末をかざすだけで支払いできる機能)を最近1年でどのくらい利用したか聞いたところ、「週に1回以上」は9.2%、「月に1・2回程度」は5.3%で、それらを合計した「月に1回以上」は14.5%となり、以下、「半年に1・2回程度」は2.0%、「年に1回程度」は2.2%で、それらを合計した「利用率(年に1回以上)」は17.4%だった。
モバイルウォレット利用者(174名)に、モバイルウォレットの利点だと思うものは何か聞いたところ、「現金やカードを出す手間を省ける」が82.2%で最も高く、次いで「会計時間を短縮できる」が63.2%、「財布がかさばらない(カードや小銭を減らせる)」が58.0%で続いた。
そのほか、「残高確認がモバイル上で簡単にできる」(43.7%)や「チャージがモバイル上で簡単にできる」(40.2%)といった管理上のメリットや、「紛失や盗難のとき、遠隔ロックなどで被害が防げる」(11.5%)といったセキュリティ上のメリットを挙げる人も一定数みられた。
モバイルウォレットの便利さはキャッシュレス社会化を加速させると思うか聞いたところ、同意率は54.2%で、実際にモバイルウォレットを利用している人は同意率が69.6%とより高くなった。