俳優の菅田将暉が、フジテレビ系オムニバスドラマ『世にも奇妙な物語'17春の特別編』(4月29日21:00~23:10)で、同番組に初出演で主演することが30日、明らかになった。

『世にも奇妙な物語』に出演する菅田将暉

菅田が演じるのは、初主演ドラマの撮影で散々ダメ出しを受け、プレッシャーに押しつぶされそうな若手人気俳優・工藤圭太。「どんな役にも染まれるカメレオン俳優になれ」というマネージャー・鍋島(塚地武雅)の勧めで、一時的に思い通りの人間に変身できるという秘薬「カメレオーネ」の投与を始めてしまうことで巻き起こる"奇妙な物語"が繰り広げられる。

『世にも』初出演について、菅田は「僕がデビューする前から見ていた作品なので、素直にうれしかったです」といい、「ちょっとホラーで怖いものもあり、シリアスだったり、笑いや風刺の利いたものもあったりしますし、人間の根底にある欲望を描いている作品も多くて、個人的にはそういうのが好きです」と印象を語る。

実際の俳優業でも、さまざまな役柄を演じ分け、"カメレオン俳優"と呼ばれることも少なくない菅田は、今作を「なんとなくセルフパロディーじゃないですけど、僕自身、今までいろいろな役をやらせていただいてきた経験とも重なります」といい、「これはぜひやりたい、やらなくては」と直感したそう。「あまり見ることのない俳優業の裏側も見ることができますし、いろんなオモチャを用意して作っています」と予告している。

脚本を担当するのは、4月スタートの月9ドラマ『貴族探偵』も手がける黒岩勉氏。フジテレビ編成部の狩野雄太氏は「ぜひリアルタイムで衝撃のラストまで見ていただきたいです!」、演出も手がける共同テレビの後藤庸介プロデューサーは「とにかく見てください。奇跡のようなラスト5分です」と自信を持ってアピールした。