説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「Macでの支払いを許可」すれば、Apple Payでハンバーガーを買える?』という質問に答えます。
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ご質問の内容ですが、『設定』→「WalletとApple Pay」にある「Macでの支払いを許可」スイッチのことですか? このスイッチでいうところの「Mac」は、某ハンバーガーチェーンではありません。Appleの祖業といえるコンピュータ「Mac」(かつてはMacintoshと表記していました)のことで、スイッチをONにすればMacでオンラインショッピングするときの決済手段としてiPhoneを利用できる、という意味です。
Apple Payは、交通機関/店舗に設置された端末以外にも、アプリ内やWEB上での支払いに対応しています。交通機関/店舗での支払いは、iPhone 7/7 Plusまたは(iPhone 5とペアリングした)Apple Watch Series 2しか対応していませんが、WEBでの支払いはiPhone 6以降の端末であれば可能です。
Macで支払いする場合、最新のシステム(macOS Sierraの最新版)であること、WEBブラウザにSafariを使用すること、iPhoneと同じApple IDでサインインしていること、iPhoneとMacの両方でBluetoothが有効なこと、そして最初に挙がった「Macでの支払いを許可」スイッチをONにしていることが条件です。使いかたはかんたん、必要な情報を入力するとiPhone側に画面が現れるので、Touch IDで認証すれば支払い終了です。
ところで、3月21日の発表によれば、日本マクドナルドは2017年下半期から2018年にかけて「QUICPay+」にも対応するとのことです。現在でもマクドナルドではApple Payによる支払いが可能ですが、電子マネーは「iD」しか対応していませんから、今後はより多くのiPhoneでハンバーガーを買えるようになります。もちろん、「Macでの支払いを許可」スイッチは無関係です。