アウディ ジャパンは28日、高性能5気筒エンジンとクワトロフルタイム4WDシステムを採用したスポーツモデル「RS 3 セダン」の発売を決定し、同日から全国のアウディ スポーツ店及びアウディ正規ディーラーで受注を開始した。昨年9月のパリモーターショーでワールドプレミアされた、「A3 セダン」として初の「RS」モデルとなる。
「RS 3 セダン」はコンパクトセグメントの中でも世界最速の1台に数えられる性能を備える。搭載するエンジンは最高出力400PSを発揮する新開発の2.5リットルTFSI。単体の重量を従来型より26kgも削減し、インテークマニホールドと燃焼室の両方でガソリンを噴射する「デュアルインジェクション」、排気バルブの開閉タイミングを可変コントロールする「アウディバルブリフト」を採用した。7速Sトロニック、電子制御マルチプレートクラッチを採用したクワトロフルタイム4WDとの組み合わせで、0-100km/h加速は4.1秒となった。
エクステリアは専用のシングルフレームグリルやバンパー、19インチホイール、ワイド化されたトレッドとフレア付きのフェンダーなどにより、通常の「A3 セダン」と差別化している。インテリアはブラックのファインナッパレザーの専用シート、アウディバーチャルコックピット、MMIナビゲーションなどを採用した。「RS 3 セダン」の価格は785万円(税込)。発売は7月上旬を予定している。