妊娠・出産・育児情報サイト「ベビカム」は3月28日、「保育園への入園」についてのアンケート結果を発表。2017年入園における保育園探しの状況について調べた。その結果、保育園探しを行ったにも関わらず、入園がかなわなかった人のうち、「仕事復帰(開始)を諦める」と回答した人の割合は24%となった。
同調査は、2017年3月1日~7日の期間、現在妊娠・育児中の女性を対象に、「ベビカム」上で行ったもの。986名から回答を得た。
初めに「あなたご自身の就業状況について教えてください」と質問したところ、既に仕事をしていると回答した人は24%(「フルタイムの正社員、職員、公務員」「パート、アルバイト」「パート、アルバイト」「自営業、フリーランス」「契約社員、派遣社員」「それ以外の就業形態で働いている」の合計)。最も多かったのは「産休中、育休中」(40%)で、「仕事はしておらず、産休や育休中でもないが、いずれは仕事をしたい」が21%、「求職活動中」も4%となった。
また、「現在仕事をしていないがいずれは仕事をしたい」「求職活動中」「産休・育休中」の人を対象に、子どもを保育施設に預けて働きたいか尋ねたところ、「預けて働きたいと思い、今年4月の入園に向けて、保育園探しをした」が最も多く45%いた。
このうち、「子どもを預ける施設は決まらなかった」と回答した人(13%)に、子どもの預け先や今後の仕事について、どのように考えているか聞いてみた結果(複数回答可)、「預け先が見つかるまで、仕事復帰(開始)を延期する」が70%、「引き続き、預けられる施設を探す」が67%だった。一方で、「仕事復帰(開始)を諦める」という人も24%いた。
回答者からは、「求職中だと入れる確率が下がるのは不満。育休だとお金をもらえたり、手当があるけれど、一から仕事をまた探す人はそんなのないから大変なのに……。預けるところがないと就活なんてできない」「市役所に行ったら、小学校に上がるまで保育園にも幼稚園にも入れない可能性もあると言われました。税金はたくさん払っているのにどこにも入れないなんて。その言い方にも腹が立ちました」などの声が寄せられている。