資生堂はこのほど、「ニオイと印象」についての調査結果を発表した。同調査は2月13日~14日、20~40代の働く男女500名を対象にインターネットで実施したもの。
初対面の印象をアップさせる要因になりやすいと思うものについて尋ねたところ、「表情が明るい」(75%)、「服装に清潔感がある」(47%)、「言葉遣いが丁寧である」(47%)が上位に並んだ。
初対面の印象をダウンさせる要因になりやすいと思うものについて聞くと、最も多いものは「不快なニオイがする」(66%)だった。理由について尋ねると、「自然と物理的に距離をとりたくなる」(28歳・男性)、「どんなに見た目が素敵で、性格が良さそうでも、嫌なニオイがすると一気にイメージが下がる」(49歳・女性)などがあがった。次いで「言葉遣いが悪い」(54%)、「髪がぼさぼさである」(38%)となっている。
初対面における「不快なニオイ」の印象は、2回目に会った時以降も続きやすいと思うか尋ねたところ、90%が「そう思う」と回答した。初対面における「よい香り」の印象は、2回目に会った時以降も続きやすいと回答した人は73%で、2回目以降の印象も、不快なニオイの方が記憶に残りやすいことがわかった。
初対面の相手から「不快なニオイ」を感じた場合の行動について尋ねると、笑顔がこわばる、話に集中できなくなってしまうなど、74%が「態度や行動に出てしまう」と答えた。
ニオイの中でも「汗のニオイ」は、特に不快な印象につながりやすいと思うか尋ねたところ、88%が「思う」と答えた。最もマイナスイメージにつながりやすいと思うニオイも、「口のニオイ」(42%)に続いて「汗のニオイ」(38%)となっている。
実際に「汗のニオイ」が原因で、人に不快な印象を持つことがあるかを質問したところ、77%が「ある」と回答した。「汗のニオイ」による具体的な印象を聞くと、「不衛生である」(87%)、「生活が乱れていそう」(46%)、「だらしない」(46%)などが上位に並んだ。