ジャストシステムはこのほど、「低炭水化物ダイエットに関する実態調査」の結果を発表した。同調査は3月17日~21日、全国の20~60代の男女1,106名を対象に、インターネットで実施したもの。

食品の品ぞろえが店舗利用に与える影響

炭水化物(ごはんやパスタなど)の摂取をコントロールすることにより、体質改善を目指す低炭水化物ダイエットを行っているか尋ねたところ、17.2%が「現在、行っている」、11.7%が「以前は行っていたが、今は行っていない(1カ月以上停止している)」と回答した。

現在、低炭水化物ダイエットに取り組んでいる人のうち、「低炭水化物ダイエットに適した食品がある店舗しか利用しない」という人は11.6%、「適した食品がある店舗を優先的に利用する」人は30.0%だった。合わせると41.6%が低炭水化物ダイエットに適した食品がある店舗を優先的に利用していることがわかった。

糖質や炭水化物含有量の表示の有無が、食品の購入や注文に影響を与えるかを聞いたところ、21.1%が「表示がないものや不十分なものは購入しない」、39.5%が「表示がないものや不十分なものはできれば購入しない」と回答した。糖質や炭水化物含有量の表示の有無は、60.6%の人の購入に影響が与えていることが明らかになった。

低炭水化物ダイエットに適した食品の品ぞろえについて尋ねたところ、「頻繁に不満を感じる」人は11.1%、「ときどき不満を感じる」人は41.6%だった。約半数が品ぞろえに不満を感じていることがわかった。

「低炭水化物ダイエットは糖尿病に効果的で、それにより日本の医療費削減効果が期待できるという考え方が一部にある」という考え方について、「知っていて、他の人に説明できる」人は16.3%、「知っているが説明できるほどではない」人は43.7%だった。