国土交通省は3月24日、羽田空港の深夜早朝アクセスバスを平成29年度も継続して運行することを発表。更なる利便性向上を図るため、新橋・大井町の停留所を新設するなど、停留所の新設・運行ルートの見直しを行う。

運行ルートの変更を実施

羽田空港深夜早朝時間帯の利用促進に向けては、空港アクセスの充実が重要であることを踏まえ、平成26年航空冬ダイヤ期間中にバス事業者等と連携の上、国交省及び東京都が協調して支援を行う形で、羽田空港と都心ターミナル駅を結ぶ5路線について深夜早朝アクセスバスの実証運行を実施した。

また、平成27年度以降は「東京国際空港の深夜早朝時間帯におけるアクセスバス運行協議会」を運行支援等の実施主体とし、アクセスバスを運行。路線数の拡大(7路線に拡大)や深夜便の運行本数の増便など、アクセスバスの運行拡充を図ってきた。

早朝便 羽田空港国際線ターミナル到着時刻

深夜便 羽田空港国際線ターミナル出発時刻

平成29年度についても、引き続き深夜早朝アクセスバスの運行を継続するとともに、停留所の新設や運行ルートの見直しにより、深夜早朝時間帯の空港アクセスの更なる利便性向上を図る。具体的には平成29年度から、新橋・大井町の停留所を新設して新橋・品川・大井町に経路変更するほか、お台場の停留所を一之江方面に追加して経路を変更する。

アクセスバスの運行会社は路線によって異なり、東京空港交通、京浜急行バス、東急バスがそれぞれの路線を担う。

運行路線
羽田空港⇔浅草・秋葉原・東京駅・銀座
羽田空港⇔池袋・新宿
羽田空港⇔二子玉川・渋谷・六本木
羽田空港⇔新橋・品川・大井町
羽田空港⇔みなとみらい・桜木町・横浜(YCAT)
羽田空港⇔川崎・蒲田・大鳥居
羽田空港⇔一之江・葛西・東陽町・豊洲・有明・お台場