鉄道博物館(埼玉県さいたま市)は昨年10月から休止していた「ラーニングゾーン」をリニューアルし、4月27日に「科学ステーション」「キッズプラザ」としてオープンする。
「科学ステーション」は旧「ラーニングゾーン」の2・3階に新設。鉄の車輪と鉄のレールを使う理由や、たくさんの列車が同じレールの上をぶつからずに走行できる理由など、鉄道のしくみを科学の視線で探求するコーナーとなる。実験や体験を通して学べるようになっており、実際に体を動かして鉄の車輪を回し、シミュレーターで運転しながら閉そくのしくみを体験することもできるという。
「キッズプラザ」は「科学ステーション」の階下となる1階に新設される。103系電車と鉄道ごっこで遊べる「なりきりゾーン」、通常のプラレールと大型プラレールを備えた「プラレールゾーン」、安全性に配慮した「乳幼児ゾーン」など4つの遊びゾーンと、親子で食事ができるキッズカフェで構成される。
鉄道博物館は2018年夏の新館オープンまで、おおむね1カ月に1カ所のペースで本館リニューアル箇所のオープンが続く。7月中旬頃には、昨年9月から休止していた鉄道ジオラマが全面リニューアルオープンする予定。鉄道にちなんだ映画・音楽・文学・絵画作品から駅弁・駅そばに至るまで、日本の鉄道文化をまるごと扱う展示エリア「鉄道文化ギャラリー」、食堂車をテーマとしたレストラン「日本食堂」も同時期にオープンするという。