MM総研は3月23日、国内における音声通話対応MVNOの利用状況に関する調査結果を発表した。調査は3月3日~5日、インターネットユーザー3万9,631人に対しWebアンケートを実施、さらにこのうちの音声通話対応MVNO利用者1,799人の回答結果から利用状況を取りまとめた。全体にMVNO(格安スマホ/格安SIM)について聞くと、認知率は83.8%、利用率は14.9%となった。
音声通話対応MVNO 利用者を対象に、購入後の利用満足度について総合満足度を含めた10 項目を5段階評価(大変満足=100、やや満足=75、どちらでもない=50、やや不満=25、不満=0)で質問した。この結果、総合満足度は「BIGLOBE SIM」が72.6ポイントでトップとなった。次いで「mineo」(72.4)、「FREETEL」(71.5)、「IIJmio」(71.4)、「UQmobile」(70.6)。
現在利用している音声通話対応MVNOの他人への推奨意向について質問した結果では、「勧めたい」が68.2%となり、「勧めたくない」5.7%の10倍以上だった。
毎月使った分だけ支払う「従量課金プラン」については、「利用したい(すでに利用している)」「やや利用したい」の合計は50.8%と半数を超える結果に。
MVNOを知っていながら利用していないユーザーにその理由を聞くと、「申し込みが面倒」(16.3%)、「サポートに不安がある」(15.1%)、「通信品質に不安がある」(14.6%)、「キャリアのメールアドレスが使えなくなる」(12.2%)、「MVNOサービスの内容をよく知らない」(12.1%)が上位だった。