マリオット・インターナショナルと積水ハウスは3月23日、旅客増とインバウンド需要が高まる中部国際空港(セントレア)の島内隣接地(愛知県常滑市セントレア4丁目)において、セントレア島内初の外資系ホテルとなるマリオット・インターナショナルの「フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港」を2018年11月(予定)に開業することを発表した。

「フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港」が2018年秋に開業へ

同ホテル事業は、積水ハウスがプロジェクトマネジメント及び建物の設計・施工を担い、マリオット・インターナショナルがホテル運営を担う。マリオット・インターナショナルが世界30カ国以上で200のホテルを展開する「フォーポイント」ブランドは、その地域らしさを尊重した宿泊体験を提供。総客室数は319室を予定しており、この他に、ロビーラウンジ、会議室、エクササイズ設備などを備える予定。地ビールを楽しめるバーラウンジ「ベスト・ブルー」などで特色のあるサービスも提供する。

セントレア初の外資系ホテルとして、インバウンドを含めたホテル需要を取り込んでいく

セントレアや空港線「中部国際空港」駅まで徒歩6分と好アクセスで、発着する旅客機が望めるなど都市型ホテルとして絶好のロケーションを有している。セントレア空港島内においては、2018年夏に「ボーイング787初号機の展示を中心とした複合商業施設」の開業、2019年前半には空港にLCCターミナルの新設、2019年秋頃に展示面積6万平方メートルの大規模展示場の開業などが控えており、さらなる需要増が見込まれている。今回、利便性を兼ね備えたホテル開発を行うことで、インバウンドを含めたホテル需要を取り込んでいくことを目指している。

「フォーポイントバイシェラトン名古屋 中部国際空港」の所在地は愛知県常滑市セントレア4丁目10-5で、地上12階の構造となる。敷地面積は2,999.9平方メートル(907.5坪)、建築面積は1,344.48平方メートル、延床面積1万4,050平方メートル。

客室数は319室を予定しており、平均面積は25平方メートル。客室タイプはキング(約25平方メートル)、ツイン(約25~29平方メートル)、スイート(約40平方メートル/約69平方メートル)の3タイプを設ける。2017年5月末より開始し、2018年8月末に竣工を予定している。