カバーマークはこのほど、「リップメイク」に関する意識調査の結果を発表した。同調査は3月14日~15日、全国の女性800名(35~59歳600名、20~25歳200名)を対象に、インターネットで実施したもの。
まず、35~59歳の女性に「可愛いと思って選んだ口紅が、塗ってみると似合わなかった」という経験はあるか尋ねたところ、71.0%が「ある」と回答した。
口紅のカラーについて、自分の肌色に合っているかどうか自分自身で判断できると思うか聞くと、37.5%が「まったく思わない」「あまり思わない」と答えている。自分に合う口紅の選び方がわからないと感じることはあるか尋ねると、60.8%が「よくある」「たまにある」と答えた。特に30代は69.0%が「自分に合う口紅の選び方がわからない」と答えている。
年齢を重ねるにつれ、口紅がしっくりこないと感じることはあるか尋ねたところ、51.3%が「よくある」「たまにある」と答えた。
20~25歳の女性に、自分自身の母親や周りの40~50代の女性を見て、「口紅が浮いている」と感じた経験があるか尋ねると、53.0%が「よくある」「たまにある」と回答した。35~59歳の女性が自身で感じている「塗った口紅の違和感」は20代の女性から見ても同様に感じられることがわかった。
再び35~59歳の女性に口紅の色味が同じである場合、明るいものと暗いもののどちらが塗ったときに自分の肌映りが良くなるか聞いたところ、60.2%が「明るいもの」と回答した。
続いて、異なる口紅を塗った女性の写真を見せ、それぞれどのように感じたかを調査した。その結果、明度、彩度、青みを押さえた口紅を塗った写真の方が、明るい口紅を塗った写真よりも「より明るく見える」「より血色よく見える」「より肌ツヤよく見える」と回答した人が多かった。
同社によると、年齢を重ねるにつれて口紅がしっくりこないと感じるのは、加齢とともに肌色の状態が暗く変化するためであるという。そのような状態の肌に明るい色の口紅を塗ってしまうと、肌色のくすみが目立ってしまったり、口紅の色自体が顔から浮いて見えたりすることもあるとのこと。