20代は就職して社会人としてスタートを切る人も多い年代。給料をもらうことによって、これまで親に頼っていた経済面からも独立することになります。自分で稼げるようになったという自信から、お金の使い方を誤ってしまう人も少なくありません。20代はどんなことにお金がかかり、どんな家計管理をすれば良いのでしょうか。20代だからこそ抑えておきたい家計のポイントを紹介します。
支出で気をつけるべきことは?
就職して自分でお金を稼げるようになると、「給料はすべて自由に使えるお金」と思ってしまう人も多いのですが、暮らしていくには生活費がかかるもの。一人暮らしの場合、家賃・光熱費・食費などを合計すると給料の半分近くを占める計算になります。
特に、家賃は毎月必ずかかる高額固定費なので、負担になりすぎない住居を選ぶことが大切です。また、携帯電話やインターネットにかかる通信費も、長期にわたって支払い続けるもの。複数社を比較するなどして賢く選びましょう。食事はなるべく外食を控え、自炊の習慣をつけると家計にも身体にも負担が少なくおすすめです。生活費をなるべく抑え、実際に使う金額を把握することで、初めて自由に使えるお金がいくらなのかが見えてきます。
「余ったら貯蓄しよう」という考え方は残念ながらNG。これではお金はいつになっても貯まりません。20代は給料がさほど多くなく、貯めることができる金額も少ないですが、大切なのは貯蓄額ではなく、貯蓄の習慣をつけること。自然とお金への意識が高まり、30代、40代とこれからの人生においての貯蓄力を鍛えることできます。