ロバート・ウォルターズ・ジャパンはこのほど、「ストレスマネジメント」の意識調査の結果を発表した。同調査は2月24日~3月6日、バイリンガル会社員445人を対象に実施したもの。
まず、職場でストレスを感じているか尋ねたところ、80.0%が「感じている」と回答した。主なストレス要因は何か聞くと、最も多いものは「職場の雰囲気」(38.1%)、2位は「仕事内容」(37.2%)、3位は「働き甲斐がない」(34.2%)となっている。
年代別に見ると、25~34歳の若手世代は職場のストレス要因は「ワークライフバランスの乱れ」が多かった。一方で世代が上がるにつれて、「働き甲斐がない」や「仕事の内容」が大きな割合を占めていることがわかった。
ストレス解消法について聞くと、年齢・男女を問わず「スポーツ・レジャー・趣味」(69.9%)への支持が最も高く、2位は「休憩・睡眠」(56.0%)、3位は「パートナー、家族と過ごす」(51.5%)だった。「同僚・上司との交流」は17.6%と支持が低く、オン・オフの切り替えがストレス解消のポイントであることがうかがえる。
ストレス解消法を男女別にみると、男性は「休息、睡眠」(50.9%)より「パートナー、家族と過ごす」(55.3%)を選ぶ人が多かった。一方、女性は「パートナー、家族と過ごす」(40.7%)よりも「職場外での交流(友人・知人)」(53.5%)をストレス解消法として選択している人が多くなっている。
ストレス解消で得られたメリットについて尋ねたところ、60.1%が「健康状態が良くなった」と答えた。次いで「仕事のパフォーマンスが上がった(成果・生産性)」(39.0%)、「キャリア目標が明確になった」(24.4%)と続いている。
勤務先でのストレス軽減対策について聞くと、「特にない」(45.9%)に次いで、37.4%が「ワークライフバランスの推進」と回答した。外資系企業では「ダイバーシティー」「作業環境の改善(フリースペース、リラクゼーションルームの設置)」を推進する職場が日系企業に比べ多く、進歩的な職場環境づくりに意欲が高いことがわかった。