ワイドショー、週刊誌、スポーツ新聞などで報道された芸能ニュースをコラムニストの木村隆志が、「芸能界のしがらみ無視」で厳選紹介! 芸能人の熱愛・破局・スキャンダル・事件……これさえ見れば、一週間の芸能ニュースをサクッとつかめる。
■5位:小倉優子、「慰謝料ゼロ」でも「養育費月100万円」だった
『女性自身』が小倉優子(33)の離婚続報。
小倉がヘアメークアーティストの夫・菊池勲氏(46)との離婚を発表したのは3月6日。「第2子妊娠中に後輩グラドルと不倫」という「ゲス夫から慰謝料なしでいいのか」という疑問や、「芸能人としての好感度を優先させたのでは」という憶測の声があがっていた。
そして今回の続報。慰謝料という形を採らなかっただけで、現在の家賃80万円と生活費20万円を合わせた100万円を養育費として毎月受け取るという。さらに、共同名義で所有していた海外リゾート地の別荘を「ローンの残額5000万円を元夫が払い、名義を小倉に換える」とのこと。これが本当なら小倉の剛腕ぶりは凄まじい。
「料理上手なママタレ」に加え、「悲劇のヒロイン」という武器も加わった小倉の芸能活動は前途洋々。何かと頭のいい小倉なら、子育てをしながら活躍できるお仕事スタイルをすぐに確立しそうだ。
■4位:堀北真希の妹は正反対の美女だった。芸能界デビューへの期待大
『週刊ポスト』が「美人過ぎる」と報じたのは、先月で芸能活動をやめた堀北真希(28)の妹。昨年あたりからネット上で「堀北の妹ではないか」と話題になっていたが、姉が一線から退いたことで、あらためて注目が集まっている。
妹の名前は原奈々美(22)さん。きゃりーぱみゅぱみゅの所属事務所が経営するネイルサロンに勤務しているほか、女性ファッション誌『ar』の読者モデルとして活動しているという。言わば一般人扱いなのだが、インスタグラムのフォロワーは約13万人というから、すでに芸能人レベルのカリスマだ。
写真を見る限り堀北に似ているが、むしろ大人っぽい雰囲気で、トガったファッションのカッコイイ女性。胸の谷間を見せたセクシーショットや泥酔した様子も明かすなど、物静かでインドア派の真希とは真逆のキャラなのが面白い。接客業をしている分、社交的かつトークも達者というから、「バラエティなら即戦力」の感も漂う。今なら「彼女で堀北真希ロスを解消」なんて売り出し方もできるのだから、その日は近いのかもしれない。
■3位:榮倉奈々に妊娠発覚。「タラレバ娘」からイチ抜け!
『女性セブン』が榮倉奈々(29)の妊娠を報じた。榮倉と言えば、現在ドラマ『東京タラレバ娘』に出演中。劇中に「妊娠したと思ったら違った」というシーンがあったばかりだけに、今回の報道はタイムリーだ。しかも妊娠7カ月というから、同シーンの撮影中はどんな心境で演じていたのだろうか。共演の吉高由里子(28)と大島優子(28)は榮倉の妊娠を知っていて、お腹をさわって「いいなあ……」と言っていたらしい。二人は未婚だけに、結婚も妊娠も榮倉がイチ抜けしたことになる。
榮倉は昨年8月、賀来賢人(27)と結婚。交際1年でのゴールインだったが、初夏に出産予定というから、何ともテンポのいい人生プランが進んでいる。演じていても漏れ出てしまう幸せオーラ。「タラレバ」言ってしまう女性の気持ちが理解できない状態ではないか。
■2位:高橋一生、役者生命を賭けた鼻の手術。今も残る傷痕
この1カ月あまり、女性誌は競い合うように高橋一生(36)の特集記事を組んでいる。なかには記事というより、ただのファンブログのようなものも多いが、今週の『女性自身』は「鼻の手術痕に刻まれた絶命の苦悶 闘病半年間」と派手にブチ上げた。
子役として8歳でのデビュー後、なかなか芽が出ずオーディションに落ちまくり、役にありつけても引きこもりや犯人ばかり。2007年の大河ドラマ『風林火山』への出演をきっかけにオファーが舞い込むようになったが、まさに好事魔多し。鼻の右側に腫瘍が見つかり、手術をすることになってしまう。しかも、鼻の表面からメスを入れるため、傷痕が残るリスクがあったのだ。
役者生命の危機を感じながら受けた手術は成功したが、大きな傷痕が残り、再発の不安を抱えたまま半年間の闘病生活を送る高橋。傷痕は徐々に目立たなくなっていったものの今も残り、写真なら修整できるが映像ではごまかしが利かないという。
しかし、傷痕とは裏腹に復帰後は順調なステップを踏み、今年のブレイクへつなげた。演技に人間的な深みを感じるのは、「3人の父親がいた5人兄弟の長男」と複雑な家庭環境だけでなく、命の危機にさらされた過去もあるのだろう。
■1位:秘めた同棲6年。中居正広の結婚観を変えた12歳年下のキレキレ女
今週の1位はこれしか考えられない。『女性セブン』渾身のスクープは、中居正広(44)と12歳年下女性との熱愛。しかも、「すでに同棲6年で亡き父にも紹介していた」というから驚かされる。そもそも中居は、結婚不適合者キャラを貫いてきただけに、今回の報道はギャップ十分だ。
相手はAKBグループなどの振り付けを手がけるほか、安室奈美恵(39)のバックダンサーを務めた実力派の美人ダンサー・武田舞香(32)。中居とはSMAPの振り付けをサポートしたときに出会ったという。
特筆すべきは、武田がSNSを一切利用していないこと。プライベートを見せない姿勢は、中居への配慮なのか。中居は「自宅デートしかせず、野球・麻雀・お酒の趣味を好きなように楽しんでいる」というから、解散騒動でつらかった時期も支えになっていたことは想像に難くない。武田が6年間も秘密を守ってきたことも含め、ファンが祝福ムードなのも納得だ。
一昨年前に亡くなった中居の父にも会わせていたというから、結婚を意識している可能性は高い。SMAP解散で結婚への障害はないどころか、MCとしての好感度は上がること必至。事務所から独立するのか、しないのか。この問題さえ解決すれば、いつ結婚発表があってもおかしくない。
□おまけの1本「ピース綾部、トランプのせいで引きこもり危機」
『FRIDAY』がニューヨークへの移住間近のピース・綾部祐二(39)を強烈にイジっている。
冒頭に掲載した「夢はハリウッド映画に出ること」「真田広之さんに追いつき、追い越したい」という知人経由の本人談からして悪意たっぷり。さらに、「トランプ(大統領)さんのせいで提出書類が増えて、手続きが難しくなった」というグチを暴露している。
いわゆる“語学留学”でビザを申請すれば手続きは簡単なのだが、あくまで綾部は“就労ビザ”狙い。しかし、ニューヨークを拠点に芸能活動する場合、アメリカ側のスポンサーが必要になり、受け入れ先の会社から契約書や許可書をもらい、さらに「国際的なレベルで活躍する芸能人であることを証明しなければならない」というからハードルが高すぎる。ちなみに、トランプ政権になって書類が増えたという事実はないらしい。
ともあれ、日本における仕事は今月いっぱいで完全になくなり、歩合制の綾部は収入がゼロになる。自宅も解約したというから、何のビザでも取得してニューヨークに行くしかないのだろう。
同誌によると綾部は、「筋金入りのナルシスト。プライドがメチャクチャ高い」から「吉本には一切、泣きついていない」「帰ってくる時期も伝えていない」という。ナルシストもプライドの高さも、芸人としては極めてオイシイ性格だけに、4月以降も楽しませてくれそうだ。
■木村隆志
コラムニスト、芸能・テレビ解説者、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブに毎月20~30本のコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴2000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など。