トヨタ自動車は17日、新型「プリウスPHV」の受注状況を発表した。2月15日の発売からおよそ1カ月にあたる3月16日の時点で、約1万2,500台を受注(月販目標台は2,500台)し、好調な立ち上がりとなっている。

トヨタ「プリウスPHV A」

フルモデルチェンジした新型「プリウスPHV」は、大容量リチウムイオン電池の搭載やプラグインハイブリッドシステムの効率化により、EV走行距離を従来型比2倍超の68.2kmとしたほか、EV走行最高速度135km/hを実現し、電気のみで走行できる領域を拡大。駆動用モーターに加えて発電用モーター(ジェネレーター)を駆動にも使う「デュアルモータードライブシステム」を採用し、力強い加速も実現している。

量産車では世界初という「ソーラー充電システム」、エンジンをかけずに家電が利用できる「EV給電モード」などを追加したほか、クルマから離れた場所でも充電状況の確認・操作などが可能なPHV専用スマートフォン向けアプリ「Pocket PHV」も導入され、利便性や機能性が向上した。

同社はおもな好評点として、「アクセルを踏み込んでも電気のみで走る、高いEV走行性能」「4灯式LEDヘッドランプ・大型フロントアクリルグリルや、ダブルバブルウインドゥなどプリウスPHV独自の先進的デザイン」を挙げている。