JR西日本は15日、ホームにおける安全対策とテロへの警戒を目的とした「遠隔セキュリティカメラ」を西明石駅・天王寺駅・鶴橋駅の3駅に順次導入すると発表した。

天王寺駅は阪和線ホームを除き、4月14日に遠隔セキュリティカメラが設置される

遠隔セキュリティカメラはホームで大きく蛇行しながら歩く人や、ベンチなどで長時間座り込んだままの人、不審物の置き去りなどを画像解析装置で自動的に検知し、センターの係員に警報で通知するシステム。係員は画像を確認し、危険性があると判断した場合はその駅に連絡して現場対応を行うように手配する。あくまでも通常と異なる人の動きを検知するもので、個人の特定は行わない。

現在は大阪環状線京橋駅・新今宮駅とJR神戸線(東海道本線)三ノ宮駅で運用されており、実際に効果を発揮していることから拡大を決めた。西明石駅(在来線)は3月23日、天王寺駅(阪和線ホーム除く)は4月14日、鶴橋駅は4月28日に遠隔セキュリティカメラが導入される。