3月は引越しシーズンのピーク。引越しは終わったけれど、山のようなダンボールを片付ける気にはなかなかなれず……なんて方も多いのではないでしょうか? 引越し後の荷ほどきは時間がかかりますし、ひとりで行うには大変な作業ですよね。そこで、引越しの片付けがなるべく早くできるように、荷ほどきのコツをご紹介します。

最初に大きな家具の配置を決めること

引越しの際、たくさんのダンボールを新しい部屋へと運ぶ前に、ベッドやタンス、棚などの「大きな家具」の配置を決めましょう。最初に場所さえ決めてしまえば、荷ほどき作業の邪魔になりませんし、1日で荷ほどきが終わらなくても生活スペースは確保できます。また、先に大きな家具の配置を決め、レイアウトの軸を作ることで、その後の細かい家具の配置もしやすくなるでしょう。

収納スペースを確保すること

ダンボールを開ける前に、タンスや棚などの「収納スペース」をあらかじめ確保しておきましょう。引越しの際にタンスや棚の引き出しなどを分解している場合は、前もって組み立てておきましょう。そうすることで、ダンボールから物を出した時、すぐに収納することができるので、部屋が散らかりにくくなります。

ダンボールの開封は1つずつ

ひとりで山のようなダンボールを荷ほどきする時は「1つずつ」開けていきましょう。一度に多くのダンボールを開けてしまうと、あっという間に荷物がごちゃごちゃして片付けにくくなってしまいます。手伝ってくれる相手が大勢いる場合は、荷物を広げて一気に片付けるのも手ですが、ひとりの場合は荷ほどきする優先順位を設けて1つずつ片付けた方がスムーズでしょう。

何日かかけて荷ほどきする場合、優先して荷ほどきすべき物は「生活必需品」です。例えば、カーテンや布団、食器、服、洗面用具、トイレ用品など。荷ほどきの際はゴミも大量に出ますから、ゴミ袋も用意しておいた方が良いでしょう。また、食器などのワレモノはなるべく早くダンボールから出して、収納してしまった方が安全です。そのためにも引越し前の荷造りの際には、ダンボールに何が入っているかを細かく記載しておきましょう。

空きダンボールは早めに整理すること

1つずつダンボールの中身を開け、空になった時点で、そのダンボールは折りたたみ、邪魔にならない場所にまとめておきましょう。その都度折りたたんでおけば、生活や作業のスペースもどんどん広くなっていきます。荷ほどきが全て終わって処分する時は、荷造り用のひもなどでまとめてゴミとして出してください。ただし、ダンボールの収集方法は地域によって異なるので、ゴミとして出す前に確認しておくと良いでしょう。

引越し後の荷ほどきがスムーズに終われば、その後の新生活にも余裕ができますよね。できるだけ早く荷ほどきを終わらせるためにも、以上のことをぜひ参考にしてみてください。