西武鉄道は14日、マレーシア鉄道公社(KTMB)と姉妹鉄道協定を結ぶと発表した。3月20日にマレーシアのクアラルンプールにて調印式を行う。
この背景について同社は、西武グループが全国各地に保有している施設に、これまでにも増して訪日外国人旅行者を取り込むことで、グループ全体の企業価値向上をめざすねらいがあると説明している。ムスリムへのプロモーション強化の必要性もあることから、依然として日本を訪れる人が多いマレーシアを重要な地域と位置づけたという。
協定締結後は、両社の企業名や代表的な観光地をPRする広告を相互に掲出。西武鉄道は池袋駅と所沢駅にPR看板を設置し、KTMBもクアラルンプールのKLセントラル駅をはじめとした主要駅のデジタルメディアで広告を流し、相互に誘客を図る。
西武鉄道池袋駅にある西武トラベル池袋営業所では、3月20日から4月2日までマレーシア旅行キャンペーンを実施する。マレーシアをイメージした店舗装飾にするとともに、店内にマレーシアブースを設置し、マレーシアへの誘客に努める。