米Googleは3月15日(現地時間)、小さい子供のAndroidデバイス利用を保護者が管理する「Family Link」を発表した。米国において、招待制の初期アクセスプログラムを通じた提供を開始した。
米国でGoogleアカウントを作成できるのは13歳以上だが、Family Linkを使うことで13歳未満の子供でも保護者の管理下でGoogleアカウントを使用できるようになる。年齢要件に満たない子供にGoogleアカウントを広げるため、まずは使用を希望するユーザーからフィードバックを収集する。そのため、初期アクセスプログラムは13歳未満の子供を持つ人達を対象にしている。
Family Linkを使用するには、保護者がFamily Linkアプリを入手して子供用のGoogleアカウントを作成する。Family LinkアプリはAndroid 4.4 (KitKat)以上で動作するが、子供用のデバイスはAndroid 7.0 (Nougat)以上が必要。子供用に作成したアカウントで、子供用のデバイスにサインインすると、Chrome、Gmail、マップ、Google検索、Googleフォト、YouTube Kids、Google Playなどを利用できるようになる。そして保護者のFamily Linkアプリで子供用デバイスの利用を以下のように管理できる。1つのFamily Linkで管理できる家族グループは最大5人。
- Googleアカウント設定:ChromeでアクセスできるWebサイトやGoogle検索のフィルタリング、ロケーション機能などGoogleアカウント設定の管理、パスワードのリセットなど。
- 子供のアプリ利用:Google Playストアからインストールするアプリを承認/拒否。
- スクリーン時間:アプリごとに子供が使用している時間を週単位または月単位で確認。就寝時間に使用できなくするなど1日のスクリーン時間の設定。
- ロケーション:子供のAndroidデバイスの位置を確認。