一般社団法人全日本コーヒー協会は3月15日、2016年(1月~12月)のコーヒー消費量が47万2,535トン(前年比102.3%)となり、4年連続過去最高を更新したと発表した。
同協会では、消費量が継続的に伸びている要因として、レギュラーコーヒーの一杯型商品、インスタントコーヒーのスティック型商品、デカフェ(カフェインレス)など顧客ニーズに応じた商品の拡大、コンビニコーヒーの飲用杯数拡大によるコーヒーに接するタッチポイントの拡大、コーヒー豆の持つ本来の味や香りを楽しむコーヒー店の拡大などをあげている。
また、WHOの国際がん研究機関(IARC)が、コーヒー飲用について、「人に対する発がん性について分類できない」とし、むしろ肝がんや子宮体がんに抑制機能があると報告、また国立がん研が「コーヒーを1日3杯以上飲むグループで脳腫瘍のリスクが低下」と報告など、コーヒーと健康に対するポジティブな報告が出されたことも要因とした。
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