帝国データバンクは3月14日、「2017年度の雇用動向に関する企業の意識調査」の結果を発表した。調査は2月15日~28日、全国1万82社を対象に、インターネットで行われた。なお、雇用に関する調査は2005年2月以降毎年実施しており、今回で13回目となる。
2017年度(2017年4月~2018年3月入社)の正社員の採用状況を聞くと、64.3%が「採用予定がある」(「増加する」「変わらない」「減少する」の合計)と回答し、前回調査(2016年2月実施)を1.4pt上回った。採用予定のある企業は3年連続で6割を超え、過去10年で最高水準に。
特に「大企業」(83.8%)の採用意欲が高く、2005年の調査開始以来、最高を更新した。また、「中小企業」(59.0%)の採用予定も2年ぶりに上昇し、正社員の採用動向は上向き状況にあることがわかった。一方、「採用予定はない」という企業は26.2%となり、2011年度以降7年連続で減少し、10年ぶりの低水準となった。