リサーチ・アンド・ディベロプメントは3月13日、「生活者総合ライフスタイル調査システム CORE 2017」の結果を発表した。調査時期は2016年10月、有効回答は首都圏に居住する18歳~79歳の個人3,000人。
家事や育児の協力意識、男女間でズレ
結婚・夫婦に関する意識についてみると、「家事や育児は協力してやっている」との項目に「そう思う」「ややそう思う」と答えた割合は、既婚男性73%に対し、既婚女性65%と、男女間で意識の違いがみられた。
同社は「男性は比較的負担の小さい『食器洗い』『ゴミ出し』などをすることで家事に協力していると思っている一方で、女性はそれらを夫からの家事の協力として感じていないという意識のズレがある」と分析している。
「料理」「洗濯」「ゴミ出し」など6種類の家事の頻度(「毎日」「週2~3回くらい」の計)を尋ねると、全ての家事において実施割合は女性の方が圧倒的に高く(女性75~99%、男性17~49%)、専業主婦と有職女性の間でも大きな差はなかった。
家事の種類別にみると、「料理」「洗濯」「ゴミ出し」については、夫婦共働きの男性が23%~49%と、片働きの男性(妻が専業主婦)の16%~46%よりやや高かった。また「食器洗い」は、夫婦共働きの男性が約半数の49%と、片働きの男性の36%と比べて13ポイント高かった。
「結婚した方が幸せ」「配偶者は心の支えである」に「そう思う」「ややそう思う」と回答した割合は、既婚男性より既婚女性の方が低いことが判明。特に「結婚した方が幸せ」に「そう思う」と答えた割合は、既婚男性が43%だった一方、既婚女性は26%と17ポイントも低かった。