ボーイングは現地時間の3月9日、米国連邦航空局(FAA)より737 MAX 8の型式証明を取得したことを発表。4月にローンチカスタマーへ初号機を納入するため、現在、最終段階に入っている。
ボーイングは737 MAX 8の型式証明取得のために、1年以上前から4機の試験飛行機にて包括的な試験プログラムを実施。厳格な試験プロセスを経て、FAAはボーイングに737 MAX 8の型式設計変更(Amended Type Certificate)を交付。設計が航空規則に準拠し、安全で信頼できるものであることを認証した。
737 MAX 8はMAXファミリーの中で最初に開発されたモデルであり、単通路機市場におけるニーズに応える機材と位置づけている。737 MAX 8の燃料消費量とCO2排出量に関して、現在の最も燃費効率の高い単通路機に比べ、更に14%削減する。
737 MAXファミリーは、単通路機市場における新たなモデルとなるよう、より少ない座席単価と優れた性能、柔軟性、効率性、快適性を実現。CFMインターナショナル社製LEAP-1B エンジンや、ウィングレットなどの改良を取り入れている。
ボーイング史上最速の売れ行きで、世界中の83社より現在までに3,600機以上の受注を獲得。737 MAX 8やMAX 9の後には、より小型のMAX 7、座席数の多いMAX 200が2019年に加わる予定。また、ファミリーの拡大については顧客との調査や話し合いの中で検討されている。