昔から新社会人への就職祝いといえば時計。現在もその伝統は健在の模様で、この季節にはやっぱり時計がよく売れるのだそうです。スマホがあれば時計は要らない、という人も少なくないと思いますが、社会人が時計をしていないとちょっとサマにならない、と思われることも。時間を守る姿勢は大切ですからね。実際のところ、職場で、出先で、移動の電車で、ちらっと手首を見るだけで時間が分かるのは思った以上に便利なものです。
しかし、昔と違って今の若い人は堅実。見栄えだけじゃ選びませんよね。そんな中、就職活動でさんざんiPhoneを活用してきた新社会人の方にとって、超実用的な時計といえばApple Watchでしょう。Apple WatchはiPhoneと連携させて使う「スマートウォッチ」の一種。時計としての機能はもちろん、iPhoneへの電話・メール・LINEなどの着信を振動で知らせてくれたり、日常生活やエクササイズの運動量を測ってくれるなど、いろいろな機能があります。
新社会人に時計を贈りたいと考えている方にとっても、Apple Watchはおすすめの選択肢といえます。今回は、時計を買いたい人・贈りたい人へ、新社会人の仕事や生活に役立つApple Watchの活用法をご紹介します。
iPhoneの情報をいつでも手元に
連絡手段、情報手段、たまには息抜きの手段として、就職活動中にiPhoneを使い倒した方も多いと思いますが、社会人になるとその活用度はますます高くなるでしょう。Apple Watchは、そのうちの一部の機能を手元にいつでも置いておける駐在所のようなもの。電話やメッセージの着信、カレンダーやリマインダーの通知などを、振動で知らせてくれるから、大事な連絡や重要な予定を見落としません。
その他、様々なアプリをApple Watchで使用できます。
大事な電話やメールを逃さない、慌ただしい朝に歩きスマホをせずに電車の時刻を確認する、家族や友達からのメッセージにその場で返信するなど、様々なiPhoneの機能をよりスムーズに活用することができるようになります。
腕時計でSuicaが使える
Apple Watchで電車に乗れる、と言ったらちょっとびっくりします? iPhoneの最新機種、iPhone 7シリーズは、Suicaやクレジットカードを登録して交通機関や店舗での支払いに使える「Apple Pay」機能に対応していますが、実はApple WatchでもApple Payが使えるんです。
通勤用のSuicaと個人用など、Suicaの2枚持ちをしたい場合にも便利。また、もし現在お使いのiPhoneがApple Pay非対応(iPhone SEや6/6sシリーズ)でも大丈夫。ペアリングすればApple WatchでApple Payが使えます。
目で見てわかる健康管理に
配属先はもう決まりましたか? それともこれからでしょうか? デスクワーク系の職種に決まった方は、運動不足に要注意です。近年、座りっぱなしの生活が続くと、肥満よりも健康に良くないという研究結果が注目されています。最近では立ち会議とか、立って使える高さ可変式デスクを導入する企業もあるようですね。しかし、自主的に意識して座りっぱなしを防ぐのはなかなか難しいもの。Apple Watchはそんな現代のビジネスパーソンをサポートしてくれます。
注目すべきは、座りっぱなしでいると1時間ごとに経つことを促してくれる「スタンド」機能。猫背や肩こり、脚の冷えやむくみが気になる人、時々立ち上がって自分の姿勢を見直したり、歩いて血行の滞りを解消してみては。
派手な機能ではありませんが、Apple Watchの本質がここにあると言っても過言ではありません。これで毎日の運動量や立つ回数を意識して過ごすのと、気にはしても数値化せずに過ごすのと、3年後、5年後、10年後の自分はどう違ってくるでしょうか。日々の意識の保ち方も変わってくるはずです。
デザインを自分好みにカスタマイズ
時計を買おうとした時、最初に迷うのはどのタイプにするか。メタルバンドの多針アナログタイプ、皮革バンドのクラシックタイプ、フィットネスやアウトドア。Apple Watchはそのどのタイプにも近い感じにカスタマイズが可能です。バンドはワンタッチで交換可能で、純正・サードパーティ製ともに種類が豊富。スタイリッシュに使うならメタルバンド、スポーツにはシリコン製、ラグジュアリーを選ぶならエルメスのバンドもあります(高いけど)。
また、フェイス(盤面)のデザインも多数の種類から選べる上にカスタマイズが可能。シンプルなアナログ風から情報ぎっしりのガジェット系まで、スワイプだけで切り替えられるので、オン・オフ・エクササイズなど、目的に合わせた使い方が可能です。