JALグループの日本トランスオーシャン航空(JTA)は3月9日、沖縄美ら海水族館(沖縄県本部町)と2012年12月から展開しているタイアップをさらに継続し、現行のジンベエジェットを進化させた「新ジンベエジェット」を就航することを発表した。

新ジンベエジェット

この取り組みは、「沖縄の海との出会い」を展示テーマとする沖縄美ら海水族館と、沖縄の航空会社であるJTAが、沖縄の観光振興や魅力発信の役割を果たしたいという共通の目的のもと、水族館の人気者であるジンベエザメをボーイング737-400にデザインした「ジンベエジェット」を就航することから開始した。

新さくらジンベエは2018年1月頃就航

今回の機材更新に伴い、現行のジンベエジェットは2017年度中に退役するが、今後もますます沖縄の魅力発信を高めていくために、ボーイング737-800(座席数165席)へ、「新ジンベエジェット」として進化させる。

新ジンベエジェットは2機展開。就航時期は、新ジンベエジェットが11月頃、新さくらジンベエが2018年1月頃を予定している。なお、さくらジンベエはジンベエザメの女の子をイメージした装飾で、日本一早く咲く桜として有名な沖縄・やんばる(北部地域)の「カンヒザクラ」を頭(機首)部分に飾っている。

現行のジンベエジェット

現行のさくらジンベエ

そのほか、新ジンベエジェットでは空の旅をさらに楽しめるよう、機内デザインのリニューアルや機内Wi-Fiを使ったスペシャルコンテンツなど、さまざまな工夫を散りばめていく。詳細については今後、随時発表される。

また、JTAはスペシャルウェブサイト「こんにちは! ジンベエさん」を開設し、ジンベエジェットにまつわる情報やイベント、限定サービスや運航情報の紹介、また、沖縄の海に暮らす生き物に関する情報を発信している。